~僕達が目にしているのは女子シングルにおいて類稀な才能だ~
樋口新葉ちゃんのエキシ演技の解説です
実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)
M:日本から樋口新葉
女子シングルで3位
最近の3試合ではトップレベルのハイスコアを持ち帰った
ロステレコム杯の得点が1番低いぐらいだ
207点だったかな?
A:そうだね、3位だったからファイナル進出は厳しくなったけれど、非常に高い得点だった
M:だから東京出身の16歳は安定感を身に付けつつある
A:まさにこれが彼女の弱点だったからね
M:僕達が目にしているのは女子シングルにおいて類稀な才能だ(笑)
A:並外れたスケーター
スケーティングの滑らかさとスピード、パワー、爆発力において
優れた表現力も加えよう
つまり非常に興味深いホールパッケージだ
ずっと安定感が欠けていたけれど、彼女のキャリアと今シーズンにおけるこの瞬間、ようやくそれも手に入れようとしている
この調子でいけば、多くの選手にとって脅威になるし、最も重要な大会でメダル争いに加わることが出来る。でもまずはその大会に辿り着かなければならない
M:明日ユーロスポーツ1で放送するダイジェストでは樋口が各ジャンプの前に何を実施しているか詳しく解説する
A:既に非常に興味深い、複雑で豊かなプログラムを披露している
ジャンプの前だけじゃない、振付のパッセージでも非常に複雑で高難度で工夫が凝らされたフィギュアの要素を実施している
それに審美的にも美しく、見ていて気持ちがいいと言わなくちゃならない
そしてこれほど滑らかでスピードのある滑り
膝の屈曲の深さ
多くの観点において本当にコンプリートな選手だ
M:身体能力的に伊藤みどりを彷彿させる
A:確かに
M:でも伊藤みどりに比べると樋口の方がずっとコンプリートだ
A:伊藤みどりは別の時代の選手だから3アクセルで勝つことが出来た
当時、3アクセルはほとんど非合法なジャンプだったから(笑)、このジャンプで勝敗を分けることが出来た。
M:いずれにしても彼女のような3アクセルは後にも先にも存在しない
A:本当に驚異的だった
ほとんど男子のベストな3アクセルに近いクオリティだった
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☆エキシ解説では新葉ちゃんが女子選手の中で一番絶賛されていました!
先シーズンは体調にも色々問題があって、中々思うような結果が出せず、苦しかったと思うけれど、今シーズンは「絶対にオリンピックに行くんだ」という強い意志を感じます。
先シーズンの苦しかった経験が大舞台で生きるといいですね
ショートではジャンプにURと!が付いてしまったけれど、フリーでキッチリ修正してくるところとかさすがです。
ダイジェストでも大絶賛でした
昨晩放送されたポッドキャスト、まだ聴けてないのですが内容が楽しみです!