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Figure2uリモート対談「ダニエル・グラッスル」

毎週、ゲスト選手とのリモート対談を配信するシリーズFigure2uより。

今週はダニエル・グラッスル君がゲストでした。

興味深い部分だけ抜粋して抄訳します。


出演:

ダニエル・グラッスル(D)現イタリア男子ナショナルチャンピオン

マッシミリアーノ・アンべージ(M)ジャーナリスト、冬季競技アナリスト

フランコ・クルカルシ(F)

 

(先シーズン末から今夏までの状況について。ザックリ要約)

D:世界ジュニア選手権の後、世界選手権の開催地であるカナダに出発するまでの間、アレッシア(トンナーギ)やロレンツォ(マグリ)と共にエストニアに留まることになった。しかし、世界選手権は結局中止になり、イタリアに帰国してそこからロックダウンが始まった。

ロックダウン中はヨガ、ダンス、アスレチックトレーニング、陸上での回転練習を多く行い、おかげで氷上練習を再開した後、全てが上手くいき、簡単に感覚を取り戻すことが出来た。

4月からリンクが再開した6月まで氷上練習が出来なかった。

夏の初めにロシアのトゥトベリーゼに参加する予定だったが、コロナウイルスの引き起こしたあらゆる状況によって行くことができなかった。

しかし、今後の状況を見ながらロシアに行く計画を立てている。

今シーズンはショートもフリーも新しいプログラム。

シーズンを楽に始めるために現時点ではショートでクワド1本だが、いずれに2本にするつもり。

フリーはクワド3本で4回転ジャンプの調子はいい。シーズン中に4本目、トゥループを入たいと思っている。

ロックダウン前は4サルコウを集中的に練習していたが、ロックダウン後、サルコウが上手くいなくなり、逆に4トゥループの調子が上がった。

練習ではアクセル以外の全ての4回転ジャンプを少なくとも1度は成功させている。

試合でこれら全ての4回転ジャンプを跳ぶのが目標

 

M:これほど多くの4回転ジャンプを入れたプログラムを滑るのに必要なエネルギー(身体面、精神面)について話してくれる?

 

D:身体的エネルギーより、精神的エネルギー。

4回転ジャンプを実施するには多大な集中力を必要とする。集中し、あらゆる技術的側面が上手くハマると、多少脚が疲れていても、比較的簡単に跳ぶことが出来る。

 

M:君は皆にとって難しいジャンプを簡単にしてしまっている。

ダニエル・グラッスルの4回転はどのように生まれるのか、その秘訣を教えてよ。

プロセスは?オフリンクでの練習は?

1回の練習セッションで何本ぐらい跳ぶの?

 

D:4回転ジャンプでは迅速さが重要

動画を多く見る。
例えば4ルッツではヴィンセント・ジョウの映像を何度も見た。着氷後、素早く四肢が伸びる彼の4ルッツが好き。

各4回転ジャンプについて特定の選手の映像をコーチと一緒にスローで何度も見た。

4ループは羽生結弦のジャンプを何度も見返した。

また脚力やスピードを鍛えるためにアスレチックトレーニングや陸上での回転練習も積んだ。

氷上練習では全種類の4回転ジャンプを少なくとも1回は跳ぶ。プログラムの練習では、組み込まれているジャンプを集中的に練習する

 

M:4回転ジャンプの確率は?
練習での確率がどれぐらいまで上がったら、試合に入れるの?

 

D:曲かけ練習で何度もノーミスが出来るようになってから試合でその構成を試す。

4ルッツは非常に安定していて、自信を持って跳べる。他のジャンプもより確実に跳べるように練習している。

 

M:コンビネーションにするのはどのクワド?

 

D:ルッツとループ

ショートはクワド2本の構成なら4ルッツ/3トゥループと4ループ。

4ルッツ/3ループも練習している。

4回転+3ループのコンビネーションはまだ誰も試合で成功させたことがないから、試合で跳んでみたい。

 

M:4ルッツ/3トゥループと4ループの構成は現在、基礎点が最も高いショートプログラムだからこれは凄いことだ。

フリーでは将来的にクワド4本、または5本と君は非常に革新的なことに挑戦している。

 

D:僕は自分自身に挑戦し、新しいことを実験したり、新しいことを試合で試すのが好き。

そして当然、より努力し、常に進化し続けたい。

 

M:君の1日のスケジュールを教えてくれる

 

D: 今は朝8時に練習を始める。まずスケーティングに取り組むセッション、そして技術セッション。それから日替わりトレーニング(週2度ダンスのレッスン、週2度アスレチックトレーニング、週2度ヨガのレッスン)

その後、プログラムのセッション

学校が始まったら、学校にも行く(笑)

 

M;「スケーティングに取り組む」とは実際にはどういうことなのか、具体的にどんな練習をするのか、視聴者に説明してくれる?

 

D:特にスケーティングスキル、エッジワーク、ステップが改善し、プログラムでもより楽にこなせるようになってきた。

スケーティングスキルを向上するために、グループセッションに加え、今ではマッテオ・ザンニ(アイスダンスのコーチ)から個人レッスンも受けている。

 

M:スケーティングの話が出たからテーマを広げよう。

君は今のところ技術面が強い選手で、複数のクワドがあり、スピンも得意だから、技術点100点を持ち帰ることが出来る。

一方、演技構成点は、年齢と共に徐々に進化していく部分だけれど、5コンポーネントの中で、君がより得意に感じる項目、逆にもっと磨かなければならないと思う項目は何?

 

D:向上が必要なのは間違いなくスケーティングスキル、それからトランジションもディテールを磨き、スピードがある中で全てをより滑らかに、自然に実施出来るようにしなければならない。

特に今シーズンは今までとは傾向の異なる非常に難しいプログラムなので、上手く滑れることを願っている。

これまで4回転ジャンプを増やすと他の部分が疎かになりコンポーネントが下がっていた。

今シーズン序盤は少し難度を下げ、練習でやっていることを全て試合でも入れられるようにしたい。

 

M:つまり君はスケーティングスキルで少し遅れを取っていると感じているんだね。

逆に君が得意と感じる項目は?

 

D:現在、Interpretationにも集中的に取り組んでいる。特にフリーは演じるのが非常に難しいキャラクターで、表現するのが大変だけれど、もしこれに成功すれば、Interpretationが僕のプログラムの強みになると思う。

 

M:次に君を試合で見られるのはいつ?

D:10月15日のブダペスト杯

 

M:君はとても若いチームで練習しているよね?

若いコーチ、若いスタッフ。

外部からは皆が兄弟のような非常に家族的な環境に見えるけれど、実際はどうなの?

 

D:僕達はとても仲が良く、団結したグループ。頻繁に新しい選手やスタッフが入ってくるけれど、すぐに仲良くなる。

 

M:ロレンツォ・マグリとの出会い、彼との関係は

 

D:最初、生まれ故郷であるメラーノで練習していたが、コーチのルドミラ・ムラデノフがパドヴァに移住し、僕の両親は当時11歳だった僕が一人でパドヴァに行くことを許してくれなかったので、エーニャで教えているロレンツォの元に行った。

ロレンツォとは素晴らしい関係。彼も僕と同じように野心家で、進化することに常に貪欲。

勝ちたいという気持ちが強いという点も同じ

 

M: ここだけの話、ロレンツォはちょっと口うるさいんじゃない?

かなりハードな練習をさせるよね?

 

D: だから時々、口論になることもある。

そう、ちょっと口うるさい(笑)

 

M: 君は試合の度に得点を詳細まで分析するんだよね?

君のパパの話だと、君はルールを熱心に研究していて、熟知しているそうだけれど、これについては?

 

D:確かに、僕はルールブックを頻繁に読むし、自分がプログラムに入れるジャンプ、ライバルの構成など色々なことを研究する

 

M:トリノのファイナルでは靴が壊れて思うように行かなかったんだよね?

当時のことを詳しく教えてくれる?

 

D:靴の調子はその少し前からおかしくて、いつものようにジャンプが跳べなくなっていた。試合の前日、靴は分解しそうになっていたけれど、変えたくなかったのでテープでグルグル巻きにしたけれど、リンクを一周したら壊れてしまった。だからフリーでは新しい靴に変えるしかなかった。残念な結果になってしまったけれど、これも経験。

これを教訓に以後、僕は常時3足のスケート靴を用意しているから、1足が壊れても、常に予備がある。

 

M:今の話からも、君はミスから学習し、次に繋げるタイプの男子だということが分かる。トリノでの出来事はショッキングだっただろう。

優勝出来る可能性だってあったわけだから。

 

(中略)

 

M:オリンピックまであと17カ月。

北京を想像した時、今君に見える表彰台は?

 

D:間違いなく、羽生とネイサン・チャンの素晴らしい戦いが見られるだろう。

今シーズンもどちらが勝つのか非常に興味がある。

このところ、ずっと彼らの一騎打ちだから。

いずれにしてもこの2人の表彰台は間違いない。

3位はまだ分からない。

最近の試合でいい結果を出したヴィンセント・ジョウかもしれないけれど、年々状況は変化する。

 

M:4ルッツ、4フリップ、4ループ、4トゥループ、そしておそらく4サルコウを引っ提げて17カ月後の北京に登場するダニエル・グラッスルは何処に到達出来ると思う?

 

D:(笑)これもとても素敵な目標の一つだけれど、今は希望を持ちながらどうなるか見たい。オリンピックで良い結果を出せることを望んでいる。

 

M:17カ月と4年後には僕達の国でオリンピックが開催される。

2026年までには表彰台候補の一人として出場できるようになっていると考えたことはある?

 

D:ロレンツォとも話したけれど、2026年のオリンピックに準備万端で出場することは僕達の大きな目標のひとつだ。ホーム開催だし、メダルを争いたい。

自国の観客の声援を浴びながら自国開催のオリンピックに出場するのは素晴らしいことだろう。

 

M:ルールについて

この春、ルールが一度変更され、結局変更されず、最終的に幾つかの点は変更され、このことは随分、物議を醸しだした。

ルッツ、フリップ、ループの基礎点を同じにすべきだという意見に君は賛成?

それともルッツが一番難しいジャンプだと思う?

 

D:選手によって違うけれど、僕の意見では4ループが一番難しいジャンプと思う。だから基礎点はもっと高くてもいいと思う。

しかし、もしルッツ、フリップ、ループの基礎点が同じになったとしても、僕のプログラムの得点にあまり変化はなかったと思う。僕は常にこの3つのジャンプをプログラムに入れているから。

 

M:つまり君の意見では、ミーシンの見解と同じだけれど、4ループが1番難しいジャンプなんだね。

 

D: 僕にとってはそう。勿論、選手によって異なる。とりわけルッツとフリップについて考えると。例えば僕はサルコウとトゥループが最も苦手。

 

M:3回転でも同じ?やはりループが1番難しいジャンプ?

 

D:いや3回転では違う。3回転ループは3回転ルッツに比べてずっと簡単だ。

ループは両足で踏み切るジャンプだから、高い集中力を要する。身体を屈曲しなければならないから、エッジに乗った際、跳び上がる前に転倒してしまうことがある。4回転ループになるとこのリスクは非常に高くなる。

 

M:新シーズンから導入される「q」ルールについてどう思う?

 

D:僕は嬉しい。昨シーズンは回転不足で随分試合を落としたから、この「q」は僕にとってはアドバンテージになると思う。

 

M:じゃあ、君にとってはこのルール変更はポジティブなことなんだね。
本来ならルールを変更する際、選手とも議論して、君達の意見も取り入れるべきだと思うけれど

 

D:確かに。数年後、選手もルールについて意見を言えるようになればいいと思う。

 

M:君にとってこれまでに一番重要だった大会は?

D:昨シーズンのジュニアグランプリのエーニャでの大会。

ホームでの試合で、色々なものを賭けて臨んだ大会だったし、プレッシャーも大きかった。

だから最終的に勝った時の感動は素晴らしかったし、驚いた。

キスクラでも僕は先に滑ったグメンニクの得点を知らなかっし、勝つためには何点必要か知らなかったから、「Primo」(1位)とアナウンスされた時は凄く嬉しくて、素晴らしい感動だった。

 

M:君は1番滑走と最終滑走とどちらが好き?
最終滑走は氷の状態が悪くなっていることも考慮して。

 

D: 僕は中間がいい。

6分間練習で全ての4回転ジャンプを跳んだ直後にプログラムを滑る1番滑走はハード、でも待ち時間の長い5~6番滑走だと緊張がどんどん高まっていく。僕は3~4番滑走が理想。

 

M:将来滑りたい曲は?
君を夢見させてくれる音楽、将来披露したい曲はある?

 

D:僕はクラシックが好みだから、またクラシック音楽に戻りたい。

 

M:君のような若い子が過去の音楽を好むのは意外だね。

フィギュアスケートのスタイルでもクラシックが好み?

例えば、今シーズン、女子シングルでは氷上の側転が見られるけれど、君はこのエレメントが好き?

 

D:さあ・・・

過去には見たことがなかったけれど、今シーズンは何人かの選手が取り入れている。革新的なエレメントだと思う。

 

M:北京オリンピックの他のカテゴリーの表彰台を予想してくれる?

男子についてはさっきネイサン・チェンと羽生と答えた。

ちなみに君は2人のどちらが好き?

 

D:羽生。

僕には彼の方がずっと多く伝わってくる。

それに彼もクラシックな系統だから大好きだ。

 

M:それに羽生には4ループ以外にもダニエル・グラッスルとの共通点があるよね。

結弦の最初のジュニアグランプリはメラーノ大会だった。

 

D:そうそう、メラーノ

 

M:僕はまさにそこで彼を初めて見たんだ。

かなり昔に遡らなければならない。

君は5~6歳だったんだよね?

だから興味深い遭遇だった。

 

他のカテゴリーはどう見る?

例えば北京五輪女子シングルの優勝候補は?

 

D:女子はこの先どうなるか見ていかなければならない。カミラ・ワリエワは既に素晴らしい成果を見せている。僕は彼女のプログラムもジャンプも好きだし、金メダル候補の一人になると思う。

 

M:僕も君と同意見だ。

アイスダンスとペアは?

 

D:僕はマディソン・チョック/エヴァン・ベイツが好みだけれど、きっとフランスのパパダキス/シゼロンが勝つだろう。

アイスダンスは僕はカナダのタワーズ/マリナロが好きで、彼らの昨シーズンのフリープログラムは凄く好きだった。しかし、現時点で優勝候補を特定するのは難しい。

 

M:君は非常に若く、君のキャリアは始まったばかりだ。

僕達イタリア人はダニエルにオリンピックに3回出場して欲しいと思っている。

そしてその後、現役を引退したら何になりたい?将来の目標は?

 

D:コーチになるのが夢。

スケートクラブを開設したい。

 

F:君はクワドを跳びまくっているけれど、4アクセルは?

それともオリンピック前だからやめておく?

本当は検討しているんじゃないの?

 

D:4アクセルなら5回転に挑戦する方が怖くない(笑)

 

F:他のジャンプは後ろ向きで踏み切るのに対して4アクセルは前向きで踏み切るからだね。

 

<先日ロシアで行われたテストスケートの感想(女子のみ)>

(メド、リーザ、サモドゥロワは省略)

 

M:コスロルナヤは思ったほど悪くなかった。彼女は最近、コーチを変更して批判が巻き起こり、騒動はまだ収まっていない。

このテストスケートに彼女はプログラム無しで臨んだ。フリーはまだ準備できていなかったし、ショートもまだ何も研究されていない状態で、ステップシークエンスは昨季フリーのステップを使っていた。

3アクセルは跳ばなかったが、2アクセルは壮大だっだ。トリプルジャンプは3Lzも3F-3Tも回転が足りないように見えたが、現時点では有りだと思う。もし彼女がメンタル面でこの状況を乗り切り、プレッシャーに押しつぶされなければ、昨シーズンのレベルに戻れると思う。

 

サーシャ・トゥルソワ

彼女は天然のアスリートで、練習3日目には習得した全てのジャンプを跳べるから他の選手達とは違う。

だからトゥトベリーゼからプルシェンコへの移籍はアスレチックトレーニングという点においてはほとんど影響ないだろう。

滑りという点に関しては先シーズンと全く同じ選手に見えた。

僕には特に変化は見えなかった。

非常に賢く構築されたプログラムで、トランジションの配置も巧みだ。

3フリップの前に挿入されたクリムキンイーグルはこの要素に常に+4を保証するだろう。

しかしトップを争うには、フリーでクワドを決めなければならない。

僕の意見ではコンポーネントではロシアのトップ選手達にかなり水をあけられると思うし、実際、客観的に見てライバル達に比べて何かが足りない。

 

シェルバコワは身体的にかなり変化したように見えた。

身体が成長し、氷上での印象も変わった。

そのせいか、ジャンプの回転が全てギリギリで、特にショートのコンビネーション3Lz-3Loは回転不足に見えた。

しかし、プログラムにおいては彼女が一番仕上がっている印象を受けた。

 

D:滑りがより成熟し、僕は気に入った。プログラムもより成熟したと思う。

 

M:僕はよりエレガントになったと思った。

そしてカミラ・ワリエワ

彼女はまだシニアの試合には出場しないけれど、僕の意見では特別な何かがある。

上半身をコントロールする能力は驚異的で、腕の動きにも全く無駄がない。

唯一の弱点は顔の表情が乏しいことぐらいだが、この点に関しては振付師が彼女に適した曲を選ぶだろう。

僕はショートが凄く気に入って、テストスケートの絶対的ハイライトだったと思っている。

本当に際立っていた。

ジュニアでは演技構成点は低く採点される傾向があるけれど、もしこのようなショートをシニアの試合でコストルナヤの後に滑ったら、3アクセル無しでも80点を超えると思う。

3アクセル無しでショートで80点に達したのは、メドヴェデワ、ザギトワ、コストナーの3人だけだ。

フリーはまだ分からない。

僕が思うに、ボレロは14歳の少女には難曲過ぎると思う。いや18歳でも難しい。
多くの人がボレロというとコストナーを思い浮かべるだろう。彼女の曲のアクセントを捉える能力は傑出していた。

カミラのような小さな少女には難しい。しかし、今後、進化して僕達を驚嘆させることが出来ると僕は思っている。

3月には完成したプログラムを見られるかもしれない。

 

D:それに最初のクワドを失敗しても、すぐに立て直して2本目の4トゥループを決めるのも凄い

 

M:いずれにしてもロシアのこの小さな少女に注意して欲しい。

彼女にはライバル達にはない特別な何かがあると僕は思う。

ベストのコストルナヤならワリエワと同じ言語を話せるけれど、他の少女達はこれほどコンプリートではない。
そして、彼女はまだたった14歳なのだ。

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☆ダニエル君のインタビューは幾つか見たことがありますが、シャイで真面目で謙虚で凄くいい子という印象です。

彼の演技を最初に見たのは2017年のイタリア選手権

何とキスクラに猫登場!😮

おそらくダニエル君の飼い猫で、まさかリンクに投げ込まれたのではないと思いますが、さすがイタリア、自由過ぎる!😂

自国開催のファイナル進出がかかった昨シーズンのジュニアグランプリ、イタリア大会も印象的でした。
マグリさんは感極まって泣いています・・・

4回転ジャンプが得意で、スピンも上手い選手ですが、今シーズンはスケーティングにかなり力を注いでいるようなので、今後の成長が楽しみです。

 

今シーズン、世界ジュニア選手権からモントリオール世界選手権の中止が発表されるまでの間、ダニエル君を始めとする世界ジュニアに出場したイタリア代表選手とそのスタッフはイタリアに帰国せず、エストニアに留まっていました。

小さなリンクで恵まれた環境ではなかったようですが、先週対談に出演した女子のアレッシア・トンナーギの話では、彼らが借りていたリンクに通う子供の親達から(コロナウイルスの感染が爆発している)イタリアの選手にリンクを使って欲しくないと言う抗議があったそうです。世界選手権の中止は中々発表されず、滞在先のエストニアではイタリア人ということで白い目で見られ、コーチのマグリさんもインタビューで触れていましたが、エストニアに留まった彼らを取り巻く状況は日増しに悪化していったのでしょう。

現在のフィギュアスケート界のリーダーである羽生君が早々にグランプリ欠場を発表したのは、昨シーズンの世界選手権中止が発表されるまでの混乱とジレンマを痛いほど感じていた彼の、自分のコーチと関係者、そしてメディアやファンや大会の運営に関わる全ての人々を配慮する気持ちが大きかったのだったと思います(あと私は4Aに集中して完成させるつもりなんだろうと思いました)。

「自分が動くと、多くの人が移動し集まる~云々」という彼の発言を批判する人は、日本語の読解力が小学生以下なのか、マッシミリアーノさん曰く「物事をこんな風にしか捉えられない1000人に一人の僕が『哀れ』と呼んでいる人々」の一人なのでしょう(おそらく後者)。

 

ロシアのテストスケートは見ごたえがありました。

トリノGPFの女子シングルで私にとって最も印象的だったのはジュニアのカミラ・ワリエワでした。コストルナヤの滑りも好きですが、生で見ると、ワリエワのインパクトは圧倒的でした。

今年のプロ、ショートは既に傑作の予感がしますし、私はボレロもかなり気に入りました。

それにしても、トゥルソワもワリエワも先シーズンに比べると身長が伸び、体型も変化しつつあるようですが、ジャンプは今のところビクともしていないようです・・・

Published by Nymphea

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち