Rai Sportニュースより「カナダが超常現象、羽生結弦に喝采を送る」

Rai Sportのニュース番組で報道されたスケカナの結果です。

エレナさんが切り取って動画を上げて下さいました。
いつもありがとう!
Grazie Elena!💛

元映像>>

成層圏の演技でした。
羽生結弦のための形容詞はもはや宇宙から取り寄せなければなりません。

二度のオリンピックチャンピオンはケロウナの観客をまさに異次元に連れて行きました。
彼は確信、パワー、エレガンスによって氷上に魔法をかけます。

銀河のパフォーマンスであっただけでなく、彼にとっても初めてのことがありました。
彼はこれまでスケートカナダで優勝したことがなかったのです。

今回、ネイサン・チェンの世界最高得点に0.83点差まで迫る322.59点を叩き出してこの大会初勝利を飾りました。
トータルスコアとフリーの212.99点は彼の自己ベストでした。

宇宙的。
2位のナム・ニューエンとの間に59.82点もの大差を築きました。

結弦が地球に戻ってくると、彼の周りはプー祭りになります。
ウィニー・ザ・プーは彼にとってなくてはならない幸運のお守りです。

火星人の後で滑ることはマッテオ・リッツォにとって簡単なことではありませんでした。
ショートプログラムでは精彩を欠き、9位と出遅れますが、フランカ・ビアンコーニに師事するイタリアの選手はフリーで挽回する根性を見せました。
フリー5位の169.91点を獲得し、6位に食い込みました。
スターを間近で見たことは、今後の成長に役立つ貴重な体験になることでしょう。

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☆イタリアでの羽生君のニュースでは必ずプーの雨も紹介されます!

そしてトリノGPF公式からの投げ込みとプレゼントに関するお知らせがこれです↓

氷上に投げ込むぬいぐるみだけでなく、プレゼントとお手紙も持ってきていいですよ。
スケーターへのプレゼント用ボックスを用意します!

さすがイタリア!
懐が深いですね。

平昌オリンピックの後、イタリアメディアは「もうすぐミラノでもプーの雨が降る」、「間もなくミラノでフィギュアスケート名物、プーの雨が見られる」なんて書いて凄く楽しみにしていたのに、羽生君のワールド欠場でなくなってしまいましたので、今度こそ!と張り切っているのかもしません。

トリノのあるピエモンテ州にはスケートリンクが幾つもありますから、そこで練習している子供達がフラワーガール/ボーイとして呼ばれてくるのでしょう。

チビッ子スケーター達にとっては普段テレビでしか見たことのない有名選手を間近で見られるまたとチャンスですから、きっと嬉しいでしょうね。
これほど重要な国際大会に参加できたことは一生の思い出になるでしょうし、テレビに映るかもしれないですから、ご両親もきっと誇らしいでしょう。

特にユヅル・ハニューのウィニー・ザ・プーは平昌の時にテレビでも新聞でも散々取り上げられていましたから、「自分たちがあのプーを!」とワクワクしているかもしれません。

こうして回収されたぬいぐるみは慈善団体に寄付され、綺麗にパッケージングされて子供達の元に届けられるのですね。
もうすぐクリスマスですから、新品の大きなぬいぐるみは恵まれない子供達にとってまたとない豪華なクリスマスプレゼントになるはずです。

イタリアは敬虔なカトリックの国ですから社会福祉や慈善活動に対する国民の意識が非常に高く、毎年クリスマス前になると「一品余分に買って恵まれない人々に寄付しましょう」キャンペーンが行われ、食品(パスタ、缶詰類)、乳児用品(おむつ、粉ミルク)、玩具と書かれた段ボール箱がスーパーの入口に設置されます。

投げ込み大歓迎という方針にはこの国のこういう理念や精神も反映されているのかもしれませんね。

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu