前回の続きです
「チャオみんな!
遅くなったけれど、私もこの『炎の週末』についてコメントするためにやってきたわ!
フリーはライブで見たけれど、少し睡眠不足を解消しなくちゃならなかったから
フリーは凄く気に入ったと言わなければならないわ。
クラシックな音楽だけれど、実はプログラム中ずっとクレッシェンドしていくから、休むところが全然ないのね。
実際に練習ではユヅの驚異的な軽やかさに感動したけれど、試合では最初のステップシークエンスの後、既に疲れ切っていたわね(2本のクワドとその後のジャンプでかなり消耗したんだと思ったわ)
練習で見たことを考慮すると、まだこのプログラムに耐えうるコンディションじゃないから、その良さを十分に引き出すことが出来なかったんだと思うわ。いずれにしても全く心配することは無いと思う。
ユヅのコンディションがまだ十分に上がっていなくてミスがあったのは当然のことで、今から既に世界記録更新を期待するようなことを書いている幾つかの記事(当然、フィギュアスケートについてはそれなりの知識がある人が書いているはずよね・・・)は全く理解出来ないわ!まだ10月1日なのよ!
それどころか私はミスに大満足しているのよ。今記録を更新されたら、かえって凄く心配になったと思う。
プログラム構成についてだけれど、ステップシークエンスの最後に3Fを持ってきたのは謎だわ。後半に入る数秒前に入れる意味があるのかしら?
だったらこの際、後半に入れればいいのに・・・
でもアリジュの言う通り、ユヅのモットーは「より難しく」だから!!
ブライアンが腹をくくったように、私達も覚悟を決めるしかないわね(この2か月間の間、ベッドの中でユヅが悪魔的な頭脳を駆使して考案したこのささやかな変更を見せられた時のブライアンの顔が思い浮かぶわ!)
でもみんな、彼の気持ちになってみましょうよ。
3月、ユヅは誠心誠意、ブライアンにこう言ったに違いないわ
「安心してよ。来季は4Loを加えるだけにするから、これならOKだよね!」
そして怪我の療養のためにベッドにチタン製の鎖で二重に縛られて(当然セキュリティのためよ)身動き出来ない間も、鎖を引きちぎったりしないで、そこで大人しくイヤホンの数でも数えていたに違いないわ。誤ってフィギュアスケートの動画をクリックしてしまうまでは・・・
それが終焉の始まりだった!!!
まずショーマが史上初めて4Fをクリーンに着氷したのを目撃し、更にハビがショーのフィナーレで楽しそうに4Loに挑戦しているのを見た。そして、極めつけが、夏の休息期間の後、ネイサン・チェンが4Lz 4F 4S 4Tという即入院モノの構成に挑むことを知ったよ。
当然、彼の身体はこれらの刺激に耐えられず、阿修羅モードが発動してしまった。
それで何か新しいことを考案しなければと思ったのよ!
クレージー度でも負けるわけにいかないでしょう。いつだって彼がナンバーワンなんだから!!!
Ps 他の種類のクワドを加えさせないと約束してくれたブライアンに感謝するわ。そうじゃなかったら4Lzと4Aも入った構成になっていたでしょうからね!
(表彰式最後での)画面の端にユヅの足だけ映っていたシーンには死ぬほど爆笑したわ!
プルーメ、このマニュアル本はきっとベストセラーになるでしょうね。更に完璧な3FloweryA(Yishia、このジャンプの正式名称を教えてくれてありがとう!)を跳ぶコツを説明する指導ビデオが付録として付いているのよ。
Ps プル―メ、誰の4Loが一番綺麗かといういう件に関してだけれど、あなたのカルテに『4ルーピアーネ幻覚症状』とはっきり書かれているのを見たとだけ言っておくわね。つまり、重度の幻覚症状で、本人はユヅルより綺麗な4ループを跳べていると信じ込んでいるけれど、実際にはこれなのよ
」
「フリップの不可解な配置については私も同感だわ。確かに後半に入れることも出来たけれど、僅か0.5点(フリップの基礎点5.63の10%)のためにプログラムのバランスを崩すことはないと考えたんじゃないかしら?
コレオシークエンスの後のルッツも独特だけれど、ロミオとジュリエットでもコレオの後、最後のスピンの前に最後のジャンプ(3サルコウ)を入れていたから、新しい試みではないわ。
イナバウアーはコレオシークエンスのクライマックスで入れているけれど、SEIMEIでもそうだったわね。
どうやらハイドロブレーディングはユヅのプログラムの必須要素の一つになりそうね。
私もこの大会で歴代最高得点を更新、あるいはそれに近い得点が出ていたら、かえって心配になったわ。ピークを持ってくるのが早すぎるし、肝心な大会で調子が下降する恐れがあるもの・・・
私はHope and Legacyが大好きになったと言わなくちゃならないわね。更に滑り込めて、可能なら怪我の無い状態で月末のスケートカナダで再び見られるのが待ちきれないわ」
「みんなの言う通り、どんな不運や辛い体験もポジティブなパワーに変えてしまう彼の向上心と強い意志は驚異的だわ!!
無数ある彼の資質の中でも、私が彼を愛する理由の一つがまさにこれなのよ。
3フリップの配置は私も不思議に思ったけれど、もしかしたらオリンピックシーズンにジャンプ要素6つを後半に入れることを考えていて、今から試しているのかなと思ったわ。
で・・・・これだけど
『最終的に(4)アクセルまで到達出来れば嬉しい!』
スピッチーネ
全てあなたの作った出来損ないのクワドカウンターのせいよ!!!
一体どうしてくれるの!?」
「
どこが出来損ないよ!!!今やクワドカウンターは全ての男子スケーターの必須アイテムとして信仰対象にすらなっているのよ。それどころかトゥルシンバエワの4Sを見てからは女子スケーターからも注文があるのよ。ユヅはオリンピックシーズンに向けて4Aと5回転の練習を本格的に始めるためにクワドカウンターSuperPLusを試すのが待ちきれないと言っているわ!!!
3Fについて私が言いたかったのは、後半に入る直前だからボーナスはないし、このジャンプをここに入れたことで、ユヅには後半の2本のクワドに入る前に一息つく間がない、つまり無駄なリスクだと言うことよ。どうせリスクを冒すなら数秒の差なんだし、一層ボーナスが付く後半に入れたらよかったのにと思ったよ。まあ、シーズン中に移動するかもしれないし、プログラム構成と振付け上、動かすのは無理なのかもしれないし・・・どうなるか見てみましょう。
衣装については私もフリーの方が好きだわ。色のグラデーションがとても美しいと思う。
でもラブリー、肩のヒラヒラを切り取るなら喜んでハサミを貸すわよ!!」
「ユヅがまた心配になることを言っているわ・・・
『4ループを主戦力として、これからプログラム構成をもっともっと高めていければいいなと』
つまりどういうこと???
この殺人的な構成にもまだ満足していないの???
4Loを2本にするつもり???」
「でも今シーズンじゃないわよね・・・
お願い!!そうじゃないと言って
そうしたら安心して夜眠れるから」
「プルーメ・・・ユヅを応援する以上、夜、安心して眠ろうなんて望みは捨てることね。
不可能だしあり得ない 」
「そうね・・・こうなったら腹をくくるしかないわね。
彼がクレージーなのはみんな良く知っているでしょう」
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☆スピッチーネ姉妹が発足した『ユヅに2018イタリアワールドに来てもらおう』キャンペーンですが、早速ツイッターで紹介して下さった方が!
そしてたくさんのRT!
本当にありがとう!
ユヅリーテ達も感激して、とても感謝しています。
私は、ミラノワールドに実際に出場するかどうかは、その時になって羽生君が自分の気持ちやフィジカルコンディションと相談して彼自身の意志で決めて欲しいと思っているけれど、せめて海を越えた遠いイタリアにもこんなに熱烈に応援しているファンがいることが伝わればいいな・・・
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