Neveitaliaポッドキャスト「羽生結弦とパトリック・チャンの対決をX線分析する」

フィギュアスケート専門ポッドキャスト『Tutti con Ambesi』から
今回はマッシミリアーノ・アンベージさんに加え、イタリア・ユロスポ解説者のアンジェロ・ドルフィーニさん(イタリアのフィギュアスケート男子シングル元選手でコーチ)をゲストに迎え、先日行われたスケートアメリカでの羽生結弦選手とパトリック・チャン選手の戦略と得点内訳を詳しく分析・考察しています。

とにかく専門的かつマニアックな内容で、ステップの名称、スピンの各ポジションの名称など、日本語で言われても分からない専門用語の羅列で何度も挫折しそうになりましたが、何とか頑張って最後まで聴きました。でもさすがに長過ぎて逐次通訳は不可能なのでお二人の議論から要点を抜粋して要約します。

前回のポッドキャスト翻訳は英語や中国語に翻訳され、中国や英語圏のフォーラムやFBファンコミュニティにも投稿されていたようです。
この素晴しい内容を大勢の人に知ってもらいたいと思って翻訳したので、すごく嬉しかったです。
翻訳して下さった方に感謝します!

podcast2

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出演
マッシミリアーノ・アンベージ(マ)(ユーロスポーツ解説者、冬季競技専門ジャーナリスト)
アンジェロ・ドルフィーニ(ア)(イタリア元男子ナショナルチャンピオン、国際テクニカルスペシャリスト)

マ:この大会の結果は多くの論争を巻き起こしたが、おそらくチャンの優勝は妥当だったと思う。一番唖然とさせられたのはフリープログラムにおけるチャンと羽生の得点差だった。

プルシェンコはチャンの得点は過大評価だった。特にショートで2つのジャンプ要素でミスがあったにも関わらず80点も獲得したのはおかしいと批判している。

実際には2人とも2つのジャンプ要素でミスを犯したが、パトリック・チャンは少なくとも3アクセルの基礎点-3(GOE)-1(転倒の減点)は持ち帰ることが出来た。一方、結弦は2つのジャンプ要素が両方ゼロになってしまった。

(ここで恐怖のザヤックルールについて解説)

ア:おそらくあの場合、結弦にとってダメージを最小限に抑えられたソリューションは3ルッツを単独で跳ぶことだった。

コンビネーションに出来ないとCOMB扱いでGOE-3になるが、テクニカルパネルは通常、選手により有利になるような判定を下す。だから、あの場合、もしかしたら3ルッツがステップからの単独ジャンプ扱いになり、2トゥループがCOMBでGOE-3になっていた可能性もあった。結弦はルッツもステップから跳んでいる。

マ:結弦が4Tを失敗する場合、転倒かステップアウトで抜けることはまずなかったから、想定外のミスだったんだろう。

ア:我々がコンピュータやテレビを見ながら議論するのは簡単だが、選手があの場面で咄嗟に判断するのは難しい。

マ:2つのジャンプ要素でミスのあった羽生のショートのPCSが高過ぎると言う者がいたようだが、僕はこの意見には絶対同意できない。

彼が冒したミスは演技構成点5項目の内、4項目には全く影響を与えないタイプのものだった。

彼が滑った3A、ステップからの2T、コンビネーション3Lz-2Tのプログラムでは

Skating Skills(スケート技術):そのままのクオリティ

Transition/Linking Footwork(要素のつなぎ):全く影響なし

Choreography/Composition(振り付け/構成):全ての振付けがそのままで変更されることはなかった

Interpretation(曲の解釈):4Tが無くてがっかりさせられたかもしれないけれど、そう言うことで評価が左右される項目ではない

唯一、影響する可能性があったのは、Performance/Execution(動作/身のこなし)だった。

もし、ジャンプのミスが無ければ45から45.5点ぐらい出ていたのだろう。
だからこれらの項目における選手のクオリティを評価するこの採点システムは正しく機能していたと言える。

ア:羽生がチャンよりも演技構成点が高かったのは実にシンプルな理由からだ。
よりスピードがあり、長い助走や待ち時間無しに3アクセルと4トゥループを跳ぶことが出来る。これは非常に大きなアドバンテージで、より洗練された密度の濃いプログラムを作ることが出来た。そして今後、演技構成点はもっと上がっていく可能性がある。

マ:だから羽生結弦がショートで獲得した得点、73.25は妥当である。

パトリック・チャンは先ほど言ったように転倒した3アクセルで4.50点持ち帰り、セカンドジャンプが3Tのコンビネーションを決めたので羽生を上回る得点を獲得することが出来た。

チャンのGOEで目を引くのは転倒した3アクセルで‐1を付けているジャッジがいることだ。
転倒したジャンプは問答無用で‐3になるはずだから、これは議論しなければならない評価だ。ただし1人だったから最終的な得点には影響しなかった(得点は9人のジャッジの1番高い点と1番低い点をカットした7人のジャッジの平均)。

ア:パトリックの3アクセルは入り方も特に難しくないし、通常転倒はマイナス3だから考えられない評価だが、おそらくジャッジがボタンを押し間違えたんだろう。

マ:そうとしか説明が付かない。-3が並ぶ中で1人‐1というのは嫌でも目を引く。
パトリックの一番大きなミスは3ルッツがダブルになったことだ。
彼のフリープログラムに注目すると、失敗のリスクを避けるためにジャンプ前のステップや難しいトランジションを極力取り除いたことが分かる。

でもショートではステップからの単独ジャンプは必須要素だから、ルッツの前にステップを入れなければならなかった。そして失敗した。

 

マ:スケートカナダのフリープログラムは非常にハイレベルだった。
ソチシーズンと今回のスケートカナダのパトリック・チャンのプログラムを比較すると、あることに気が付く。

彼はハイスピードでジャンプに入れるよう、ジャンプ前の複雑なトランジションやステップを全て取り除いた。ジャンプのスピードと高さと流れを重視することによって、質の高いスケーティングスキル、スピード、滑りの滑らかさが際立つ彼のスケートパッケージを確立した。

ここでいう、スケーティングスキルとは、あくまでのスピードと滑らかさという観点についてだ。スケーティングスキル全体を考えた時、羽生結弦の方が僅かに上回っているかもしれない。

勿論、パトリック・チャンのスピードは羽生結弦にはない。でもエレメンツ前の難しいトランジション、繋ぎの濃さという点では羽生結弦の方が断然難しいプログラムを滑っている。

だから2人の選手の戦略は正反対と言える。

基礎点で自分を遥かに上回る羽生結弦にどうやったら対抗出来るのか、パトリック・チャンは今大会で答えの半分を出して見せた。

質の高いエレメンツを決めてクリーンなプログラムを完璧に滑り、可能な限り高い演技構成点を稼ぐという戦略だ。

パトリックはプログラムの繋ぎをジャンプから離れた振付けの中にたくさん盛り込んだ。
これにより、振付けがより豊かになった。

ア:振付けに関してはパトリックのプログラムの方が、個性的で独創性があり、成熟しているように思った。だから5項目ある演技構成点の内、Choreography/Composition(振り付け/構成)はパトリックの方が高いのはうなずける。

Skating Skills(スケート技術)とTransition/Linking Footwork(要素のつなぎ)はどうか?

ジャンプの入りが難しく、クロスが少なく、フィギュアスケートの難しい足技が多く入っていると、スケーティングスキルの質が高いと評価される。これが、君が結弦の方がスケーティングスキルに優れていると言った理由だろう。評価の基準はスピードだけではない。彼が如何に難しいことを足で行っているか、そして扱いだり、クロスを入れずにスピードと滑らかなスケーティングを維持出来るこの選手の驚異的な能力は評価されなければならない。彼が行うクロスの数はカナダの選手に比べて断然少ない。

<GOEについて>

ア:パトリックは助走のスピードを生かして高さと着氷後に流れがある、質の高いジャンプを跳ぶことに焦点を当てた。GOEで+2を得るには8項目ある条件(入りの工夫、空中姿勢、飛距離、着氷後の流れ、スピード等)の内、4項目を満たしていなければならないが、パトリックのジャンプはおそらくこれらの内の4つの条件を満たしていたと思う。

羽生のプログラムの方が断然難度が高く、全てのジャンプの入り方が非常に難しくなっているが、入りの難しさはGOEの8つの条件の1つに過ぎない。勿論、羽生のジャンプも高さと幅があり、着氷後の流れもファンタスティコだが、例えば2本目の4Tのように着氷が完璧でなく、-1が付くと、GOEで差を付けられていくことになる。

マ:羽生結弦が行っているジャンプ前の難しいトランジションはGOEだけでなく、演技構成点の以下の3つの項目の得点にも反映されるべきだ。

Skating Skills、Transition/Linking Footwork、そしてChoreography/Compositionだ。

だから彼は演技構成点のこの3項目で高く評価されるべきだった。

ア:Choreography/CompositionとInterpretationではパトリックに軍配が上がった。

Transitionは僕なら結弦に高い評価を出した。

Skating Skillsは甲乙つけがたい。もはや好みの問題だろう。

ただし、Choreography/Compositionについて言えば、実際には、4回転ジャンプ3本、3アクセル2本を全て異なる入り方で跳ぶ結弦のプログラムの方が、氷上で描かれる軌跡と振付けという点においてより豊かな構成だ。

パトリック・チャンは4回転ジャンプ2本(実際は1本)だが、全く同じ軌道、同じ入り方なので多様性に乏しい。同じことが2本のルッツにも言える。

マ:羽生結弦はパトリック・チャンより遥かに難しいプログラムを滑る。
4Sと4Tの入り方は本当に難しい。

ア:実はブライアン・オーサーは選手時代、大会の公式練習で他の選手とのジャンプ大会をやっていて、結弦のショートの4Tとよく似た入り方、全く同じ軌道の4Tを跳んでいた。

だからショートのキス&クライでブライアンが「あの軌道は好きじゃない」と言っているのを聞いて思わずツッコみたくなった。「でもブライアン、君と同じ跳び方じゃない?」と(笑)

マ:羽生のショートの4Tはカーブを描いて跳ぶ非常に難しい入り方だ。僕はあのジャンプのミスを何千回となく見返したが、今大会のリンク幅が通常より狭かったため、フェンスに近づき過ぎてパンクしてしまったのかもしれない。

それにしても皆が疑問に思うだろう。こんなリスクを冒す必要があるのかと

羽生のショート後半のカーブから入る4Tは振付けに完璧に組み込まれた、まさに無の状態から跳んでいるようにすら見えるジャンプだ。

例えばパトリック・チャンのフリー2本目の4Tは非常に助走が長く、しかもトリプルになってしまった。

Choreography/Composition、Transition、Skating Skills、それにGOEについてもこれらを考慮して評価すべきだった。

これらの項目のクオリティを高めるために、より困難なエレメンツに挑戦している選手がここにいるのだから。

ア:羽生は実に高難度で、多様性があり、独創性のあるエレメンツにチャレンジしようとしている。
多くの選手が長い長い助走から跳ぶ4回転ジャンプでも結弦は難しい入り方を追及している。3回転ジャンプに関しては、非常に複雑な跳び方をしている。例えば3フリップは技術的に非常に難しいトランジションから即座に跳んでいる。このことは誰の目から見ても顕著だし、得点で正当に評価されるべきだ。結弦はフリップで+2を獲得したけれど、もっと高くても良かったと思う。

マ:振付けに完璧に組み込まれたジャンプだから、GOEだけでなく、演技構成点の前述の項目でも評価されるべきだ。
しかも興味深いことに、この入り方によって、結弦はフリップを完璧なエッジで跳べるようになった。
ソチシーズンまでの彼のフリップのエッジはフラットだったが、今の結弦のフリップのエッジは文句のつけようがない。

今大会、パトリック・チャンはスピードとクリーンな演技によって勝利した。でも他の大会で同じ得点が出るとは限らない。

何故ならスケートカナダの後、この大会で起こったことはより仔細に分析されることになると思うからだ。そして幾つかの疑問が生まれるだろう。

羽生結弦の演技構成点は特にTransitionを含む幾つかの項目で過小評価だった。
Transitionでパトリック・チャンが羽生結弦を0.80点上回った今回の評価はあり得ない。
本来なら逆だろう

ア:実況中にも言ったけれど、フリー演技における2人の演技構成点の得点差は説明がつかない。正直、6.10点もの差が付くとは思わなかった。

スピンについても結弦は元々スピナーでスピンの質には定評がある。一方、パトリックはスピンが得意な選手ではない。

(ここで2人のスピンの各ポジション、構成、基礎点を細かく具体的に比較)

しかし、今大会ではパトリックの方がスピンでも高い評価を得た。
ルッツ転倒の影響で回転速度があまり速くなかった最後のスピンはともかく、他のスピンでパトリック・チャンの方が得点が高かったことは正しい評価ではない。

マ:ビールマンを入れている結弦のスピンよりパトリックのスピンの評価が高いという判定はどう考えても変だろう。

ア:ステップシークエンスでパトリックの方が得点が高かったのは納得だ。
上半身の使い方において、パトリック・チャンは羽生結弦より優れていた。

だからステップシークエンスの+3は妥当な評価だろう。
エッジの使い方もより正確で、おそらくステップシークエンスでは現在のフィギュアスケート界で最高レベルだと思う。

マ:今シーズン、羽生結弦はステップシークエンスでレベル4がまだ取れていない。
結弦の方が、体力を消耗するステップだし、上半身の動きに改善の余地がある。

再びスケーティングスキルの話題に戻るけれど、羽生のフリーを分析すると右へ左へと満遍なく自由自在に移動しているのが分かる。
一方、パトリック・チャンはリンクの片側にいる方が多い。

ア:象徴的なのが結弦の2本目の3アクセルだ。

イーグル、エッジをインサイドに変えてイーグル、片足でジャンプの回転方向とは反対向きに1回転半してからエッジの向きを変えて3アクセルを跳んでいる。

ただ難しいだけでなく意表を突く独創的なジャンプの入り方で、スケーティングスキルの評価にも反映されるべきだ。

マ:この入り方のジャンプにGOE-1を付けたジャッジがいた。
正直、理解し難い評価だ。

ア:確かに羽生のジャンプはパトリック程、全てが一糸の乱れもなく着氷が完璧という訳ではなかった。2本目の4Tで手を付き、この3アクセルの前、彼は一瞬バランスを崩しているが、何の問題なくコンビネーションにして跳び、着氷に乱れもなかった。どうやったらこんなことが出来るのか謎だが、結弦の驚異的な才能故に可能なことなんだろう。このジャンプに-1を付けるなんてすごい度胸だと思う。

マ:いずれにして正当化するのが困難な評価だ。

今大会、羽生結弦の弱点となったのは2本のアクセルがいつものクオリティではなかったことだ。

ア:例えばチャンはスピードを上げるために3アクセルの前にクロスを数回入れ、長い助走から跳び、完璧に着氷した。一方、羽生結弦は非常に難しい入り方をしているので、リスクがあり、質の高いアクセルを跳ぶのが難しくなる(1本目の3アクセル前のステップをひとつずつ詳しく説明)。

マ:結弦がジャンプの前に唯一クロスを入れているのは冒頭の4サルコウだけだ。

問題は羽生結弦がミスのリスクが高くなるにも関わらず、彼のフィギュアスケートをわざわざ難しくしていることだ。

例えばショートの後半に跳ぶ4Tはステップからの4Tではない。複雑なステップシークエンスからの4Tだ。当然、ミスするリスクは高くなる。しかもここにカーブも入れている。
これはGOE+3をデフォルトにすべきジャンプだ。

ここで、前回のポッドキャストで話した羽生結弦のメンタリティが浮き彫りになる。
彼は他の選手と戦う前に自分自身と戦っている。
彼はブライアン・オーサーがジャンプの入りをもう少し簡単にするようアドバイスしているにも関わらず、頑として超高難度の入り方に挑戦しようとする。

バリーの大会では昨年なかなか決まらなかったルッツの入りを少し簡単にしていたが、今回のスケートカナダでは、また以前の難しい入り方に戻していた気がする。
彼の辞書には『簡易化する』という言葉はないんだろう。

ブライアン・オーサーが幾つかのジャンプの入り方をもう少し簡単にするよう彼を説得することが出来れば、羽生結弦は無敵になるだろう。羽生のフリーの基礎点が96.75なのに対し、4回転ジャンプ2本と仮定したパトリック・チャンの基礎点は83.32だ。12点も差があり、GOEだけで挽回するのは困難だ。

ただし、羽生結弦があまりにも難しいジャンプの入り方にこだわり過ぎると、ミスのリスクが高くなり、パトリック・チャンやハビエル・フェルナンデスやデニス・テンといった選手達に隙を突かれる可能性がある。

ただし通常、羽生結弦はスロースターターで、特にフリーについて10月にハイレベルな演技を出来たことは今までなかった。

今シーズンの彼が現時点でこのレベルだとすると、12月にファイナルで優勝する頃には、一体何を見せてくれるのかという期待が高まる。

パトリック・チャンはソチシーズンに比べると3ルッツ/1ループ/3サルコウを3ルッツ/2トゥループ/2ループに変え、3サルコウを単独にし、2アクセルを無くした。

基礎点は0.5点低くなったが、あまり得意ではなかったこの高難度コンビネーションを外すことにより、ストレスが少なくなり、クリーンなプログラムを滑れるようになった。
基礎点は下がったものの、GOEと演技構成点でより高得点を稼ぐことが出来た。

つまりパトリック・チャンはプログラムの難度を下げ、各エレメンツのクオリティを高めることで羽生結弦を始めとする、自分より基礎点の高いプログラムを持つ選手に対抗するという戦略を取った。

今回は羽生結弦のショート自爆にも助けられ、この戦法が吉と出たが、次の試合で同じようにうまく行くかどうかは分からない。

ア:羽生結弦がショートをクリーンに滑ったら、技術点は勿論、演技構成点でもチャンを上回るだろう。
こうなるとフリーで挽回するのは難しくなる。

マ:断っておくが、僕達はジャッジやパトリック・チャン、ましてや羽生結弦を批判するつもりはない。

でも今回の得点について、羽生結弦とパトリック・チャンの技術点における点差は3点だったが、先ほどのスピンの話やパトリック・チャンの幾つかのジャンプの出来栄え点を考慮すると、少なくとも5~6点は羽生結弦が上回るべきだった。

演技構成点について、幾つかの項目でパトリック・チャンが上回るのは分かる。でも先ほどの繋ぎの話から分かるように、TransitionとSkating-skillでは羽生結弦の方が高い評価を得るべきだった。

勿論、パトリックのジャンプ以外の部分の繋ぎを濃くするという戦略は間違ってはいない。
トランジションがより振付けと音楽に溶け込み、より強い視覚的インパクトを与えるという効果があった。

いずにしても、羽生結弦のプログラムほど高難度のプログラムは今まで見たことがない。

最後にまとめると、今回のスケートカナダの採点について詳しく分析し、妥当な点、納得出来ない点をクローズアップした結果、最終的な順位はおそらく妥当だったのだろう。

僕達が強調したいのは、今大会と同じ演技が他の大会で行われた場合、同じ得点が出るとは思えないと言うことだ。

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☆ 今日のツッコミどころ
マ:僕はあのジャンプのミスを何千回となく見返したが・・・
BIgBbえっ・・・マッシミリアーノさん、ジャンプ要素が2つノーカンになってしまったあの悲しいショートを何千回も見直したんですか???

そして、ポッドキャスト放送1時間後にNeveitaliaのFBページにこのような動画が!!!

イーグル‐4T‐イーグル

掲載元>>

イーグル‐スリーターン‐4S‐イーグル

掲載元>>

FBのユーザー達から

「もう笑うしかない」

「ブライアンにショートの4Tの軌道が好きじゃないと言われたから『ブライアン、これでどう?』と言っているのよ」

「これが彼流のジャンプの入り方を簡単にするということ??」

「4Sの今の入り方はシンプル過ぎて気に入らないのよ」

「これで来季のショートに向けてステップからの4Sはバッチリね」

などのコメントが

これだからみんな羽生君に夢中になるんだろうな~と思います。
びっくり箱のように何が出てくるか分からない、次は何をやってくれるんだろうとワクワクさせられる。
まさに未知との遭遇
その分ハラハラさせられるから、かなり心臓に悪いけれど・・・
もブライアンの苦労は並大抵じゃないでしょうね・・・本当にクワドカウンターが必要かも

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu