OA Sportより「スケートカナダ2019:羽生結弦が魔法をかける」

男子ショートの記事より
羽生君部分の抜粋です。

原文>>

スケートカナダ2019:羽生結弦が魔法をかけて首位。
マッテオ・リッツォにとっては上手くいかない日になった

ファブリツィオ・テスタ(2019年10月26日)

今週、フィギュアスケートIZUグランプリ2019/2020の第2戦、スケートカナダ2019が開催されているスポーツ施設、ケロウナのプロスペラ・パラスで奇跡の閃光。
長い時間待った後、第1目は男子ショートプログラムで氷上に立った羽生結弦の帰還で締めくくられた。

オータムクラシック・インターナショナルと同じ構成を披露したエイリアンは、実施のクオリティの加速ボタンを連打し、ハードルを大幅に押し上げてみせた。

この意味において、最初の2つのジャンプ要素は比類稀な飛距離、唯一無比の軽やかさで外科レベルの精密さで実施された。

難しいステップから実施された巨大な4サルコウ(9人中5人のジャッジが+5と評価した)、入りと出にツイズルを散りばめた途方もない3アクセルは9人中8人のジャッジからGOE満点が与えられた。

真のチャンピオンの修正能力で着氷が完璧でなかった4トゥループに3トゥループを付けて確実にコンビネーションを持ち帰った後、ステップシークエンス(レベル3と評価された)でアレーナ中のボルテージを最高潮にしたオリンピックチャンピオンは、高得点109.60点 (61.13, 48.47)で今季最高得点を更新した。

スケートアメリカの後、我々は皆、遠方のネイサン・チェンに対する彼からのシグナルを待っていた。
そしてそのメッセージは届いた。
比類のないスポーツバトルの宣戦布告である。

リザルト>>

プロトコル>>

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公式練習では調子良さそうだったけれど、これまでのスケカナの歴史があるのでドキドキしながら見ていましたが・・・凄かったです!
本当に鳥肌が立ちました。
4サルコウと3アクセルの美しさ・・・
この世のものとは思えなかったです。

4トゥループ、他の選手ならセカンドをダブルにしているような着氷でしたが、きっちり3トゥループを付けてしまうところはさすがです。
既にほぼ「完璧」の域に達しているように見えますが、羽生君比でまだまだ伸びしろがあるようなので(一体どこまで行ってしまうの?)、更なる進化が楽しみです。

羽生君以外は予想外の順位でした。
2位のカムデン君、先シーズンのジュニアグランプリではクワドレスながらスケーティングとジャンプ(特に3アクセル)のクオリティが際立っていて印象に残っていた選手です。
今シーズンは4Tを装備してきたんですね。
コンプリートな選手なので今後の成長が楽しみです。

そしてマッテオ・・・・
4トゥループのミスは想定内でしたが、まさかコンボでミスするなんて・・・
でもショートで彼より順位が上の選手達は安定感に欠けているから、フリーで挽回すればまだ表彰台の可能性はあると記者のファブリツィオさん。
男子はジャンプのミスで20点ぐらい普通に入れ替わりますのでフリーがうまく行くといいですね。

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu