RaiSportより「2013年欧州選手権:ハビエル・フェルナンデス優勝インタビュー」

エレナさんが非常に貴重な映像を見つけ出して共有して下さいました。
ハビエル・フェルナンデスが自身初の欧州選手権優勝を飾った際のインタビューです。
羽生君についても語っています。

インタビュアーはRai Sport実況のアリアンナ・セコンディーニ(A)さんです。

A:この結果を得るためにハビエル・フェルナンデスはハードな練習をしました。
カナダのブライアン・オーサーの元で練習することを決断しました。
それに羽生結弦もあなたと一緒にいますね。
もの凄いクワド対決ではないですか?
あなたは今日見事な4回転ジャンプを3本決めました。

J:結弦も本当にファンタスティコな4回転ジャンプを実施します。

A:つまりあなた方の練習は本物のショーですね(笑)

J:本当にそうです。

A:見に行くことが出来たらきっと素敵ですね。

J:日本人の彼は、素晴らしいスケーターで

A:高い技術を持っているのですね

J:そうです。
それに努力家です。
そしてとてもいい人で、素晴らしい人間です。

A:これは重要なことですね。


こちらはこの大会でユーロ初優勝を飾ったハビエルのフリー演技
このチャンプリン、凄く印象的なプログラムでした
https://www.youtube.com/watch?v=kyFLDc1BISM

ハビ、イタリア語上手!

バルセロナに行く時に、「スペイン語はイタリア語の大阪弁のようなものだから、イタリア語の語尾にSを付ければ通じるから大丈夫!」と言われたのを思い出しました😂(実際はそうではない)

しかし、スペイン人は英語を話せる人が少なく、英語は通じないけれど、よく似ているイタリア語だと伝わり、相手のスペイン語も大体理解出来るので、イタリア語とスペイン語で会話が成り立ちました。

この時、羽生君がクリケットに来てから4~5カ月。
クリケットに来たての頃の彼は、慣れない環境で意志の疎通が上手く行かず、ブライアンに「暴れ馬のようだった」と言われていたんですよね(今も、猫を被るのが巧くなっただけで暴れ馬は基本変わっていないと私は思っていますがw)

彼がクリケットに行きたかった一番の理由は、ハビエルの4サルコウを間近で見てその技術を習得したかったから。そして、結果的に羽生君はハビから4サルコウを、ハビは羽生君から3アクセルをマスターしたのではないでしょうか。

トップ選手がこれほど長い間、同じ場所、同じコーチの元で練習して上手くいったケースはごく稀です。
その秘訣について、トレーシーが「2人ともいい子だから」と語っていましたが、本当にそうですね。
ハビもこのインタビューの中で、羽生君(当時18歳ですよね?)の人間性の素晴らしさについても強調しています。
2018年オリンピック前、ハビエルだけは自分の最大のライバルである羽生君の怪我の状態や練習の状況を知っていました。情報を引き出したい人達にきっと色々訊かれたと思いますが、決して何もいいませんでした。そして2人で平昌の表彰台に登ったのです😭
この2人の関係は切磋琢磨の理想の形だと思います。

イタリアの全国新聞「La Stampa」もユヅハビの麗しいライバル関係をクローズアップした特集記事を書いていました。

ユヅハビの名場面と言えば
何度も見たくなる感動的シーン

懐かしいハビ・・・
コロナが収束し、アイスショーで仲良く共演する2人の姿をまた見たいなあ~

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu