この青年はこの競技をするために生まれてきた
~彼の惑星のようこそ!彼だけの惑星だ~
エレナさんが動画を上げて下さいましたので翻訳します
Grazie Elena!💛
実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)
M: オリンピック2連覇を狙っているのが羽生結弦
まずここで日本のさいたま大会に次ぐ2度目の世界タイトルを獲得した。
彼がヘルシンキで滑ったフリープログラムは既に歴史に刻まれた
フィギュアスケートの大会でこのようなレベルで表現した選手は未だかつていなかった
A:(笑)いないね。 彼は何か驚異的で輝かしいものを披露した
彼だけが出来ることだ
当然のことながら、平昌への期待は更に高まった
Il Voloの曲で滑る
(演技後)
M:この瞬間、羽生結弦が生み出すことが出来る感動はこの競技において類稀な何か特別なものだ。
彼の演技を冷たいとか感動しないとコメントする者がいるのは残念だ。
僕はこんなコメントは即破門にすべき冒涜だと思う
A:僕は彼をただただ並外れたスケーターだと思っているし、間違いなく未だかつて見たことのない、そしておそらくフィギュアスケート史上最高のスケーターだと思っている。
完全な才能という点において、彼がどんな風にジャンプし、どんな風に滑り、そんな風にその他の技術要素を実施するかという点において、そして彼が与えることの出来る全てにおいて
彼のパフォーマンスは完成された詩だ
技術的な動きでさえ詩にしてしまう・・・その自然さゆえに
彼は全てを自然にしてしまう
一言で言うと、この青年はこの競技をするために生まれてきた(笑)
M:そして彼自体が驚異的なんだ
リンクの中でもリンクの外でも前例のない人物だ
A:そして彼が到達した結果においても
勝利や得点に関係なく、彼が披露する演技において
勿論、彼もミスをするからいつもと言うわけではないけれど、これほどの演技を提案できる能力は、彼という人物が如何に並外れているかを証明している。
M:優勝をもたらした演技の後、彼はブライアン・オーサーに「Well…I had to give more」と言った
A:(笑)微塵のミスもない、史上誰も見たことのないプログラムを滑った後でね
M:でも彼はもっと出来たと思っている
これが羽生結弦なんだ
彼の惑星のようこそ!彼だけの惑星だ
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☆他の選手が4回転ジャンプを何本跳ぼうと、惑星ハニューの住人は羽生君だけなんですね。
解説のお二人が何度も強調しているように、羽生君が異次元なのは何よりもそのクオリティ。
4回転ジャンプさえも繋ぎやステップからまるで振付の一部のように自然に優美に実施してしまう能力。
そしてそれこそが彼が目指す、彼にとっての理想のフィギュアスケートの形なんでしょうね。
今シーズンも終了し、イタリアのFBフィギュアスケートコミュニティやフォーラムでは五輪シーズンのプログラムが何になるのか早くも興味津々です。
フォーラムのユヅリーテ達の中にはラベルのボレロで滑って欲しいと言っている人が何人かいます。
FBグループでは持ち越しを希望する人、新プロを希望する人と色々いますけれど、マッシミリアーノさんはこんな発言をしていました。
「僕は今シーズンのショートを持ち越してもらいたい。その1秒1秒を分析するに値するプログラムで、僕の意見ではあのプログラムはただの珠玉ではない。最高の珠玉だ。
フリーに関して言えば、現実には難しいと思うけれど、もし2018年に2012年の曲で滑る結弦を見ることが出来れば魅力的だ。あのロミオとジュリエットは忘れることが出来ない・・・」
だそうです(そして賛同者多数)
今シーズンの締めくくりに、そして以前に書き出したイタリアの解説、新聞、メディアが羽生君に付けた様々な異名や形容詞を更新しておきたいと思います。
◾惑星ハニューの住人
◾エイリアン
◾超常現象
◾史上最高のスケーター
◾史上最も純粋な才能
◾アルセーヌ・ルパン
◾神
◾天使
◾天才
◾暴れ馬
◾アポテオージ(英雄の神格化)
◾芸術品
◾芸術と技術の完璧な融合
◾サイエンスファンタジーのスケーター
◾地球外生命体
◾レジェンド
◾神話のスケーター
◾星座のスケーター
◾他の惑星からやってきたスケーター
◾別の銀河系からやってきたスケーター
◾ロックスター←New
◾完全体のアーティスト←New
◾人類の伝説←New
◾生きた伝説←New
◾神話の人物←New
でも私が羽生君を一番ぴったり言い表していると思うのは、アンジェロさんがこれまでに何度も使っているこの言葉
◾マッタトーレ(周りの役者が全員霞んでしまうほど圧倒的なスーパースター、絶対的主役)
実際に、ヘルシンキでもマルセイユでもバルセロナでも羽生君はマッタトーレだった
圧倒的な存在感とカリスマ性!
彼がリンクに立ったら、他のものは全部霞んでしまう・・・
ヘルシンキのエキシビションはほとんどスタンディングオーベーションがなくて、モイア/ヴァーチュ組の演技後に立っている人がパラパラいる程度でしたが、羽生君のスワンの後は、大勢の人がスタンディングオーベーションをしていました。