イタリアユロスポ公式ページに掲載された記事です。
平昌オリンピックの6人のフェノーメノ(超常現象)、マルタン・フォルカード、ヨハンネスヘスフロト・クレボ、マルセル・ヒルシャー、ショーン・ホワイト、羽生結弦、マリット・ビョルゲンをミューズが住む山、パルナッソス山に集う偉大な詩人達になぞらえて称えています。
羽生結弦選手の部分を抜粋します。
ヨハンネスヘスフロト・クレボからショーン・ホワイトまで:平昌2018のフェノーメノ(超常現象)
Fabio Disingrini(2018年2月29日)
平昌オリンピックのフェノーメノ達、マルタン・フォルカード、ヨハンネスヘスフロト・クレボ、マルセル・ヒルシャー、ショーン・ホワイト、羽生結弦、永遠のマリット・ビョルゲンの家、雪のオリュンポス(天上界)を想像して欲しい。
ラファエロの「パルナッソス山」をご存知だろうか?
ホメロス、サッフォー、ヴェルギリウス、ホラティウス、ダンテ、ペトラルカが住むミューズ達の神聖な山だ。平昌オリンピックの世界のフェノーメノ達、マルタン・フォルカード、ヨハンネスヘスフロト・クレボ、マルセル・ヒルシャー、ショーン・ホワイト、羽生結弦、永遠のマリット・ビョルゲンの家、雪のオリュンポス(天上界)を想像して欲しい。
羽生結弦
フィギュアスケート芸術を完璧な創作にし、動作で詩を奏で、氷上で宙に舞い、ディック・バトン(1948/52年)以来誰も成し遂げられなかったオリンピック二連覇を達成した羽生結弦のように。
彼の神々しい『優美さ』は、まるで自然淘汰のように、バンクーバーの金メダルを取り戻すために再びペアを組み、特別なダンスを披露したテッサ・バーチュとスコット・モイアに通ずる。
そしてこちらは同じくイタリアユロスポ公式ページから
平昌フィギュアスケートで最も感動的だった10の瞬間
- アリーナ・ザギトワ、15歳で金メダル
- カロリーナ・コストナー、童話のようなフリープログラム
- アリョーナ・サフチェンコ/ブルーノ・マッソ、ペアで世界最高得点
- ヴァレンティーナ・マルケイ/オンドレイ・ホタレック、ペアのイタリア国内最高得点
- アンナ・カペッリーニ/ルーカ・ラノッテ、ショートでイタリア国内最高得点
- ニコール・デッラ・モニカ/マッテオ・グアリーゼ、ショートで自己ベスト
- テッサ・バーチュ/スコット・モイア、ショートで世界最高得点
- 羽生結弦、66年ぶりのオリンピック二連覇
- パトリック・チャン、団体戦で輝く:カナダ金メダル
- エフゲニア・メドヴェデワ、涙の2位
*********************************
☆パトリック団体戦金メダルが選ばれているのが何気に嬉しい・・・
念願の金メダルを獲得して、カナダの呪いから解き放たれたパトリックの笑顔が眩しかったです。
ソチの時は羽生君を全力で応援していたけれど、パトリックの涙は切なかった・・・
カナダ男子初の金メダルを期待されていて、実際にエリック・ボンパール杯まではパトリック無敵-金メダル確実ムードでしたが、福岡GPFから風向きが変わりました。羽生君が基礎点でパトリックを遥かに上回る最強プロを引っ提げて猛スピードで追ってきた。
大本命だったし、きっともの凄いプレッシャーだったのでしょう。
同じようなシナリオが今シーズンのメドザギで見られました。
私はどちらかというと「ザギ派」でしたが、メドちゃんの涙は切なかった・・・
ペアは個人的にスイハンを応援していたけれど、サフチェンコ/マッソ組の圧巻演技と、数々な障害を乗り越えてようやく金メダルに辿り着いたアリョーナ・サフチェンコの涙に感動しました(Notte Biancaの司会の人もフィギュアスケートではペアの選手とハニューに全員が感動したと言っていました)。
アイスダンスの異次元頂点対決も最後までドキドキさせられたし、平昌大会のフィギュアスケートはどのカテゴリーも歴史に刻まれる神大会でした(ただフィギュアの試合はいつもイタリア時間の深夜2~3時開始だったので、視聴するのはつらかったけれど)