これはNHK杯エキシビションの製氷中に再放送された羽生結弦選手のNHK杯フリーの演技です。
フリーの実況解説を書き起こした時に、この再放送版の翻訳も一部ご紹介しましたがエレナさんが動画を上げて下さいましたので、改めて全文翻訳しました。
☆Elena Cさんの動画です
いつもありがとうございます!Grazie mille!
実況:マッシミリアーノ・アンベージ
解説:アンジェロ・ドルフィーニ
(演技前)
マ:この傑作を沈黙して堪能しよう
(演技後)
マ:これは昨日、フィギュアスケートを変えた男、羽生結弦によって見事なまでに彫刻された芸術作品だ
ア:レディース&ジェントルマン。我々はたった今、フィギュアスケート史上最高のフリープログラムを再び見ました。
技術と芸術性、スケーティングのクオリティ、これら全ての観点においてこれほどの完成度を目の当たりにするのは何か驚異的なことだ
全てが詰まっていた
観客にはそれが分かった、ユヅルにも分かった、ジャッジにも分かった、そしてテレビで観戦していた全ての視聴者にも分かった。
驚異的だった・・・
24時間が経った今も、こうしてこの演技を見返すと鳥肌が立つ
マ:そうだね。事実、彼は何か途方もないことを披露した。
幾人かはこの偉業を予想していた。
何故なら彼の公式練習は非常に興味深い内容で、いつもと違って実質、全くミスをしていなかったからだ。
ア:心身共に非常に素晴らしいコンディションで、一糸の乱れもなく滑ったショートプログラムでそのことは明らかだった。ショートでも歴代最高得点を更新したことを忘れてはならない。それも少しではない。だって自身が保持していた記録に5点以上も上乗せしたんだからね。
でもここ(フリー)では、更に凄いことをやってのけた、信じられないほどにね(笑)
マ:彼がショートで成し遂げたことも忘れてはいけない。(このフリーの後では)二次的なことのようになっているけれど、ショートでも2本の4回転ジャンプを完璧に決めて見せた。
ア:その通り。傑出した2本の4回転ジャンプ。現実離れした4トゥループ/3トゥループのコンビネーションジャンプ。言うまでもない後半の3アクセル。
一糸の乱れもなかった。
僕達が見た得点は何かSFチックだった。
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