OA Sportの記事です
ファブリツィオ・テスタ
2021年3月25日
今週、フィギュアスケート世界選手権2021が開催されているスウェーデンのスポーツセンター、ストックホルムののエリクソン・グローブ・アリーナに美神が降り立った。実際、羽生結弦が宇宙レベルのパフォーマンスで男子ショートプログラムで首位に立ち、もう何度目が分からないが我々を唖然とさせた。
二度のオリンピックチャンピオンはロビー・ウィリアムスの「Let me Entertain You」のエネルギッシュな旋律にのせてプログラムを解き放ち、パワフルな4サルコウ、究極のクオリティのコンビネーションジャンプ、4トゥループ/3トゥループ、そして眩暈がするほど美しい音楽のテンポにピタリっハマった壮大な3アクセルを次々に成功させた。途切れることなくフローを保ち続け、あらゆる種類の音楽のアクセントを可能な限り装飾した仙台のエイリアンは、レベル4の3つのスピンと、ステップシークエンス(レベル3と判定される)を披露し、ショートプログラムを106.98(59.02、47.96)で制した。この得点は点を出し惜しみしたジャッジの評価のせいで氷上で披露された内容が完全に反映されていなかったと言わなければならない。
自己ベスト100.96 (57.86, 43.10)を更新し、ショート2位に付けた日本の鍵山優真は鮮烈な世界デビューを飾った。2003年生まれのスケーターは非常に高さと幅のあるジャンプ、4サルコウ/3トゥループのコンビネーション、4トゥループ、3アクセルを決め、スピードと滑らかさが際立つプログラムの主役になった。2020年世界ジュニア選手権の銀メダリストは最初のジャンプ、4ルッツの酷い転倒が響いた世界タイトル保持者、ネイサン・チェンを2点以上の差をつけて上回った。
先入観に捉われない性質を持つアメリカの選手はすぐに立て直し、3アクセルを問題なく回転すると、4フリップに3トゥループを付けてコンビネーションをリカバリーしてダメージを最小限に抑え、98.85 (53.42, 46.43)に留まった。彼から大差を開けて現在4位のミハイル・コリヤダ93.51 (49.80, 43.71)、5位のカナダのキーガン・メッシング93.51 (49.80, 43.71)、6位の宇野昌磨92.62 (49.02, 44.60)が続く。
(以下の選手は省略)
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☆記者のファブリツィオのワールド最初のツイートがこれ
— Fabrizio Testa_ice (@IceFabrizio) March 22, 2021
恋するオジサン状態😂
試合中のツイート
Best 3A Ever? #Hanyu #WorldFigure
— Fabrizio Testa_ice (@IceFabrizio) March 25, 2021
ジャッジにお怒り
+2 ON 3A? +2 ON 3A? +2 ON 3A? VERGOGNA #Hanyu #WorldFigure
— Fabrizio Testa_ice (@IceFabrizio) March 25, 2021
3Aに+2?3Aに+2???恥を知れ!
こちらは2018年の最優秀男性アスリートに羽生君を選んだイタリアのスポーツ専門誌「Il Pallonaro」の記者アレックス・シルヴェストリさんのツイートです
Semplicemente eccezionale! https://t.co/jiJlBIjZUz
— Alex Silvestri 🇯🇵 (@alexcobra11) March 25, 2021
ただただ並外れている
ちなみにアレックスさんはマッシミリアーノさんにツイッターでこのような質問をしていました。
「つまり彼らはまたしても羽生結弦にペナルティーを科したのかい(不利な採点をしたのか)?」
それに対するマッシさんの答え
「一抹の疑いもなく。それも何の理由もなく」
2018年のIl Pallonaro年間最優秀男性アスリートの記事はこちら
http://pianetahanyu.altervista.org/8905-2
ISUの偏向採点、やり過ぎてフィギュアスケート以外のスポーツ関係者の間でも有名になっています。