フリーの感想です(でもショートの感想も混じっています)。
(SPの感想の続き)
「チャオ!!!
沢山のマテリアルをありがとう!
このところ、ずっと出張中だから短くコメントするわね。
このショートはきっと私達をもの凄く満足させてくれるプログラムになるわね!ロックバージョンのユヅはファンタスティコだし、ステップシークエンスは凄くカッコいいわね!!4Loは練習ほど綺麗ではなかったけれど、彼は明らかに緊張しているのが分かったし、でも着氷したわ!怪我や3月以来、初めての試合だということを考慮したら上出来じゃない?
でも・・・残念なことが一つ・・・ユヅ、その衣装は何????
紫のゼブラ柄のベストはまだいいとして・・・あの恐ろしい白いパンツ(しかもスケート靴も白)はダメだわ(まるでラスベガスのボーイ版エルヴィス・プレスリーみたい)!!!黒かせめてもう少し濃い色のパンツじゃだめなの?
これで決定じゃないことを心から祈っているわ。動画を見る限り氷の色と同化したしまって映えないし。
Ps ユヅ、一層練習着で滑って欲しいわ!本当にあなたに似合っているもの。
ユヅがクリーンな4LOを成功させた史上初の選手とISUから正式に認められてとても嬉しいわ!
最初の試合なんだしミスだって大歓迎よ。転倒は避けられたんでしょうけれど、あなたは1Sの着氷が乱れても何しても3Tを付けるのを諦めないのね。
氷の穴にはまったのは残念だけど、まだ10月の始めなんだし、全然問題ないわ。
プルーメ、ラブリーから薬の在庫を盗むのはいい加減にやめて!あなただけがこのクリニックの患者じゃないのよ。
いずれにしても私の4loの方があなたのよりずっと綺麗よ
残念ながらタブレットからではこれだけコメントするのが精一杯・・・」
(FSの感想)
「ダメだわ・・・言葉がない!!!」
「ワオ!何という素晴らしさ!!!
ミスは残念だったわね。それに後半少しスピードが落ちたわね・・・でも鳥肌モノだわ!!!!!!
本当に難しいプログラム。SEIMEIより更に難しいわね(クワドが1本増えただけでなく、その他の部分も)。
曲もずっとクレッシェンドで休む所がないから、体調がベストじゃないと滑り切るのが難しいプログラムね。
とても美しい衣装。デザインは悲愴、色はレクイエムの衣装に似ているわね!!!
動画よ!
☆figure skating 2014様の動画です。ありがとうございます!
キス&クライではスロー映像がなくてずっとユヅを映していたわね。
右足をさすっていたわね・・・
可哀想に
ベヴァリー・スミスの記事にユヅは2週間前に右足を捻挫したと書いてあったわ。
私達が感じていたように、やはり何か問題があったのね・・・」
「チャオ、みんな!
フリーも見ることが出来たわ。
ユヅは体調が万全じゃなかったようだし、私には彼が疲れていて、不安があるように見えたわ。
それに最初の試合だから緊張もかなりあったでしょうね。
でもミスにも関わらず、このプログラムの壮大なポテンシャルと彼の能力は十分に分かったわ。
きっと打上げ花火のようなシーズンが私達を待っている。
だってこれからどんどん調子を上げて行くでしょうから。
重要なのは体調を維持して、怪我がちゃんと管理出来ていることよ。
フリープログラムを客観的に考察するわね。
私は好きだわ。とてもエレガントで調和的で、本当に美しい音楽。ユヅルはいとも優美にエレガントに動く。彼だけに可能なことよ。
とても快い、本当に快いプログラム。スタイルと美観の最高の実施・・・でも正直に言っていい?
私はまだ心の底からこのプログラムに感動していないの。
振付けがウィルソンだった時に起こったことと同じね。
もう少し分かり易く説明すると、このプログラムにはずっと見ていたいと私に思わせる部分がないよ。例えばSEIMEIのステップシークエンスとショパンのアクセルの後の美しいスピンは永遠にでも見ていられる。
また、このプログラムの本当の真髄に達していないのかもしれないし・・・分からないわ。
聴いているとリラックスさせられる音楽だけれど、強い感動は覚えない。
私はいつもユヅに強く感動させられることに慣れ入るから、この生ぬるい感じにちょっと戸惑っているのよ。
多分、私がプログラムをまだちゃんと消化していなくて、深く理解していないせいだと思うけれど。
衣装については・・・全く想像通りだったわ。
疑問の余地なく彼にすごく似合っている。
このような衣装をコメディにならずに着こなせるのは彼だけね。
まあちょっと過剰なところはあるけれど、そうでなければユヅじゃないんでしょうね。
色は好きよ。グラレーションが素敵だと思うわ。
そうね、確かに悲愴の衣装を彷彿させるわね。色はレクイエム、それにノートルダムのニュアンスも少し。
でもマックス・アーロンの衣装を見たら・・・まだいい方だと思ったわ・・・(彼のプログラムは何?ハクナマタタ?)
いずれにしてもこの衣装の方がショートの衣装より断然好きよ。
ラスベガスのボーイより嵐の王子の方がいいわね。
まあキシリトールスタイルの肩のヒラヒラは引きちぎって二度と衣装に縫い付けられないように食べてしまいたいけれど。
仕方ないわね・・・ユヅの美貌と彼の恐ろしい衣装のセンスは反比例しているのよ・・・
表彰式でユヅが彼に恋する私達ファンにサービスしてアクセルを跳んでコケているのが可愛過ぎる。
ここでもミーシャは大活躍だったわね・・・ファンタスティコ!
スケートカナダまで待たなくちゃいけないなんて・・・苦しいわね!!!
私はもうユヅが見たい!演技を再び見たい!
彼と彼の恐ろしい衣装を!そして彼の美しい顔を!
確かにここ数日、彼の顔からは疲労が見えたわね。
彼の足から痛みが引くことを祈っているわ!キス&クライでは本当に痛そうな顔をしていた。
可哀想なユヅリーノ
この祈りと共に締めくくるわね
」
「チャオ!
私もラブリーの考察の大部分に賛成だわ・・・このフリーの曲は何と言ったらいいのか、印象に残る特徴的な要素に欠けているのかもしれないわね。
とても美しい曲だけれど・・・クライマックスというか曲調が最高潮に盛り上がるところがない。
それにイナバウアーの直後の3ルッツは情感の余韻を損なわせているような気がするわ。
でも彼のモットーは「より難しく」だから!!!
衣装はいかにもユヅらしいデザインね。私は・・・どちらかというと宮崎映画のようなスタイルの衣装を想像していたんだけれど・・・ストーンの散りばめられていないシンプルな白のブラウスにダークブラウンのような濃い色(でも黒ではない)のパンツの組み合わせとか・・・想像とは違っていたわ。
ここまで書いた上で強調したいのは、公式練習で私はこのプログラムに文字通り心を奪われてしまったということよ。
だから私が昨晩のフリーで覚えたこの感覚は、彼が本番では緊張していて疲れていたことが一番の原因だと思うの。
キス&クライでは明らかに疲れているのが分かったし。
もうひとつ気が付いたことが・・・今シーズンはビールマンはなし???(号泣)
「例年通りシーズンが始まると、私も長い精神的沈黙からここにコメントしに戻ってくるのよ。
私も試合の半分はライブで見たわ!酷いインフルエンザのせいでショートの夜はずっと眠れなかったのよ!!
高熱による幻覚なのか、長い長いプー欠乏症による発作のせいなのか分からないけれど、氷上に戻ってきた彼を見ている間、まるで幻を見ているような錯覚に陥ったの、本当よ・・・6分間練習から演技が終わるまでずっと。
ショートはもの凄く気に入ったわ。全く予想外の意表を突く選曲だったけれど、第一印象は断然ポジティブよ。ブルーが翌朝書いていたように、私が最初に思ったのは「これはパリの散歩道が更に進化した革命的なプログラムになる」ということよ。
初めてこのプログラムを見た瞬間、漲る自信、軽快さ、動きのキレ、態度や表情という観点から彼が革命を起こしたソチのショートがすぐに頭を過ったわ。
ユヅルは成長したと思うわ。そしてこのようなプログラムは今の彼の成長過程にタイミング的にピッタリだと思う!
衣装については巷の声を色々読んだけれど・・・私は嫌いじゃないわ。むしろ、すごく似合っていると思う・・・
でも上から下まで真っ白なパンツだとブレードのパッセージや巧みな足さばき、細かい動きが分かりにくいというみんなの意見には賛成よ。
まとめると、私はこのプログラムが進化して行くのを見るのが待ちきれない。
だって今の段階で既に「呪わしい鳥肌」(私はこう呼んでいるのよ)が立っているわ。
4ループについては語るまでもないわね。4ループの入りとその後についても・・・
『day and night』の腕の動きは純金ね。
ショートについてはこの辺で止めておくわね。
既に長々と取り留めのないことを語ったし・・・それにごめんなさい、また熱が・・・
フリーについてがラブリーの意見とアリジュの考察に同感だわ。
巨大なポテンシャルを秘めたプログラムだということが分かるから、ガッカリしたとは言わないけれど・・・この曲にはミスがあっても忘れさせてくれるような「エネルギッシュに盛り上がっていく」要素がないから、プログラムを輝かせ、心を掴むまでに少し時間がかかるんだと思うわ。ショパンもそうだったわね。
ブルーが言っているようにこれらのプログラムは珠玉で、SEIMEIやロミジュリ1(ステップシークエンスの前の雄叫びを覚えている?)とは感情的に異なるレベルで見る者の心を打つんだと思うわ。
でも私はこういったプログラムの方がクリーンに滑って、完璧に表現出来た時のポテンシャルは更に凄いことになると思っているのよ。
でも当然のことながら、まだシーズンは始まったばかりだし、プログラムはこれから磨かれて完成されて行くんと思うわ。
私はいずれこのフリーも絶望的に愛することになるに違いないと思っているけれど、同時に、SEIMEIは前述したロミジュリ1と共に、永遠に私のベストフリーの首位に居続けることを(ほぼ)確信しているわ。
ここに投稿された沢山の写真、動画、記事、ニュースをありがとう。
このショートが誕生するまでの経緯を語ったバトルのインタビューは興味深かったわ。
パリ散に通じるものを感じた私の印象は正しかったのね!
いずれにしても全てが素晴らしかった。素晴らしいループ、素晴らしいプログラム・・・
でも、今大会のMVPはメダルを振り回して跳んだハーキュリーズのジーナ級の3FloweryAxelよ!!
ダントツでね!!!」
「チャオみんな!!!
何という日々、というか夜々というべきね!!!
数か月に及ぶ欠乏症の後で突如として怒涛のような感動の嵐!!!
マンマ・ミーア・・・この週末は全く息が出来なかったわ!
正直に言うと、私は公式練習でのFSのランスルーに衝撃を受けたのよ。
この世のものとは思われないほど軽やかで霊妙で・・・まるで空から天使が舞い降りて来て氷上で遊んでいるようだった!!
でも今朝のフリーでは同じ魔法は起こらなかった。
ユヅはとても緊張しているのが分かったし、3Fの後、目に見えてスピードが落ちた。ステップシークエンスは絶叫モノだったけれど!
ユヅ自身も最初の2つのジャンプでエネルギーを使い過ぎて、ステップシークエンスの後は疲れ切ってしまってクワドを着氷出来なかったと言っているわね。
2か月も療養していたわけだし、ニッカンスポーツの記事によれば、ユヅは左足の痛みに加えて、この試合の少し前に右足(捻挫)と腰(だからビールマンをやらなかったのね)も痛めていたらしいから、これほど高難度のプログラムを滑り切るために必要な練習が十分出来てなかったんでしょうね。
だからきっと今大会ではこのプログラムのポテンシャルの半分も発揮出来なかったんだと思うわ。
久石譲のこの音楽は聴いているにはとても美しくて快いけれど、緩急や曲調の変化があまりないからスケーターにとって視聴者を感情的に巻き込むのはより難しいというラブリーの見解には私も賛成よ。
でも私はこれも表現面におけるユヅの挑戦だと思うの。
音楽が助けてくれないプログラムで観客を感動させるのはより難しいし、表現者としてのより高い力量を必要とする(ショパンもそうだったわね)。だからこそ、彼はそれをやってのけたいのだと思うし、彼ならきっとやってくれると私は信じているわ。特にこれから然るべき練習が積めて行けばね」
「確かに、本番の彼は抑えているように見えたね・・・昨年のオータムでのSEIMEIもそうだったわね。
公式練習のステップシークエンスは夢のような素晴しさだった。
彼はとてもしなやかで、動きもダイナミックだった。でも試合でもそうではなかった。
今回も同じね。
最初の試合というのはどうしてもそうなるんだと思うわ。緊張で固くなって、思うように動けない。
プログラムに関しては、私はこのプログラムを愛していると言わなくちゃならないわ!!!
何て言い表したらいいのか・・・『個人の感情に直接訴えかける』プログラムという気がする。プログラムの全てが記憶に刻まれるプログラムと言えばいいのかしら。
プログラムのあらゆる瞬間が私を魅了する・・・
音楽を愛しているわ。
繊細な音楽・・・そして終盤にかけて徐々に盛り上がっていく。
全体が私を感動させるタイプのプログラム・・・言葉で説明するのが難しいけれど。
それに私はどちらかというと、レクイエム、悲愴、ロミオとジュリエット、ホワイトレジェンド、ショパン、SEIMEIのようなタイプのプログラムの方が好きだから・・・」
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☆本当はもっと早く訳したかったのですが、先週ずっと仕事で忙殺されていた上に皆さん唖然とするほど長文で・・・コメントだけ抜き出してみたらWord文書で15ページにもなってしまったので、とりあえず保存だけして今まで触らないようにしていたのですが、その間にも更なるコメントが容赦なく書き込まれ、しかも昨晩遅くにディディがトドメの一撃のような超長文を書き込んだので最終的に20ページを軽く越えてしまいました・・・
気が早いかもしれませんが、ユヅリーテ達(おそらく解説者の皆さんも)は、羽生君が2018年のイタリア開催の世界選手権に出場してくれることを切実に願っています。
それで戦略家のスピッチーネ(@Spiccine) さんがアーティストの妹さんと協力して『ユヅに2018年イタリア世界選手権に来てもらおう!』キャンペーンのために素敵なバナーを作ってくれました!カラートーンがフリーの衣装を彷彿させる素敵なデザインです!
日本のファンの間でも広めて下さいとのことです!
ホワイトバージョン
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