ArtOnIce.itより
男子ショートの後の記事です
☆今日はあまり時間がないので翻訳は羽生君部分だけ
2018年2月16日
平昌2018:王者が帰ってきた。羽生が2つ目の金メダルに王手もフェルナンデスが彼に挑む。リッツォはフリー進出
男子ショートは審判の判定以上のものをプレゼントしてくれた。
羽生結弦、もしも疑念を抱いていた者がいたとしたら、依然として皆が追うべき男は彼なのだ。ハビエル・フェルナンデスはメダルを逃す気はないようだ。彼の輝かしいキャリアにおいてただ相応しいという以上の意味を持つ五輪メダルを。
冴えていた宇野昌磨のおかげで日本にとって金銀独占も遠くない。ロシアとアメリカは当てにする選手を間違っていたことに気が付いた。事実、リッポンとアリエフが現時点ではチェンとコリヤダを大きく上回った。最後に、いや最後ではないがジン・ボーヤンは表彰台の境界に立つ選手だ。本当に表彰台に上がる恐れがある。
羽生結弦は3カ月近く試合を遠ざかった後、姿を見せた。
今日のニュースは結弦がこの怪我から学習したということだ。
なぜなら、彼のような滑りをする選手には、キメラ(ギリシャ神話に登場する怪獣、ここでは『幻想』という意味)を追い求めて限界を引き上げ続け、リスクを冒す必要がないからだ。
クリーンなプログラムを滑れば再び金メダルを勝ち取ることが出来ると、戦略があると彼は言った。まだ道半ばだが、この戦略は彼に相応の報酬を支払った。
決して「簡単な」ショートではない。イーグルで挟まれたエクセレンスな4S、何時ものように何の準備もない3A、岩のように揺るぎのない4T3T。
そしてトランジション、完璧なスピン、ステップ・・・全てを4回転ジャンプと共に簡単に、しかし賢く実施する。111.68は歴代最高得点に近い得点だ。
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☆羽生君がオリンピックで負けるはずがないと信じていたものの、ショートプログラムを見るまではやっぱり怖かった・・・
そして圧巻のショートプログラム
まさに王者の帰還でした。
それまでの主役不在でパッとしなかったグランプリファイナルも四大陸も羽生君のぶっつけ本番五輪二連覇をより劇的に演出するためのシナリオだったのではないかと思われるほど、このオリンピックは「羽生結弦だけのために用意された舞台」感が凄かった。