先日行われた欧州選手権のフリースケーティング後のプレカンから
各カテゴリー上位選手の印象に残ったコメントをご紹介します。
女子シングル
エフゲニア・メドベデワ – 「信じられません。全てが驚異的です。夢が叶って自分が欧州チャンピョンになれて幸せです。唯一残念な点はダブルアクセルの転倒です。キス&クライでの涙は嬉し泣きでした。転倒した後、2位に終わると思っていたので、優勝は予期していませんでした」
エレーナ・ラジオノワ– 「幾つかのジャンプで小さなミスはありましたが、結構いい出来だったと思います。もっと出来たかもしれませんが、最終的に予定していたエレメンツを全て実行することが出来ました。これから更にハードに練習するつもりです。改善すべき個所は分かっています。今日は新しい衣装で滑りました。ロシア選手権の後にこの衣装のアイデアを思い付いたのですが、イブニングドレスをイメージしています。まだ慣れる必要がありますけれど、その機会はまだあります。ボストンの世界選手権に出場出来ることを願っています。ボストンは美しい街だと聞いていますので、出場出来れば嬉しいです」
男子シングル
ハビエル・フェルナンデス – いい感覚でしたが、フリープログラムを改善するために取り組まなければならないことがまだあります。幾つかの点を修正しなければなりません。
2本目の3アクセルを加えましたが、ジャンプに入る前のスピードが足りなかったと思います。ですから世界選手権では同じミスをしないように練習しなければなりません。
これまでにたった一人のスケーターしか成し遂げていない300点越えを果たせて満足しています。
2人目になれたことは重要なことです。勿論、欧州選手権四連覇は僕にとって本当に何か特別なことです」
フローラン・アモディオ – 「これが最後の試合だとは信じられない感じです。
今日のフリープログラムは僕の競技人生最高の出来で、僕が滑る最後のフリーでした。
観客は途方もなく素晴らしかった。大歓声が聞こえてきましたので、滑るのは容易ではありませんでしたが、集中しようと努めました。
ジャンプが決まる度に「やった、やった」と自分に言っていました。僕は競技人生の中で大きな満足感も挫折も味わいましたが、有終の美を飾ることが出来ました。自分でも信じられないほどです。
今日、僕がやり遂げたことをずっと記憶してもらえれば嬉しいです」
ペア
試合後、マキシム・トランコフは、フリーの試合を午前中に組み込んだ主催者側の決定に対する怒りを隠さなかった。ヴラジミール・モロゾフも不快感を露わにした。
タチアナ・ボロソジャル– 「それなりに良く滑れましたが、間違いなくもっといい演技が出来るはずです」
マキシム・トランコフ – 正気の沙汰とは思えない試合スケジュールのせいで、今日、滑るのは大変でした。2014年以降、危険を伴うエレメンツのあるベアについて、何故このような意味のない方針を取ることにしたのか理解出来ません。特に女子選手によっては全てが非常に困難になります。これについてスケーター全員が同意見で、欧州選手権がペアについては最悪の試合だったことは決して偶然ではありません」
アイスダンス
ギヨーム・シゼロン– 「僕達はまだ演技を披露していませんでしたから、去年に比べると、今回の優勝はよりサプライズだったと思います。フリーダンスの演技中、感覚がすごく良くて、観客は僕達と一緒にプログラムを生き、満喫することが出来ました」
ガブリエラ・パパダキス– 「当然のことながら、大会に出場出来たことはすごく幸せです。そして練習以上のフリーダンスを滑れたことを誇らしく思います。私達のプログラムの背景にある哲学は、見るたびに新たな発見と驚きを与えられる何かを創り上げるようにすると言うことです」
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☆ハビ君もついに300点越え来ましたね!
ハビエルはいつも後半で3回転ジャンプが抜けたり、ちょこちょこミスがあるイメージでしたが、今シーズンの安定感は素晴らしいです。
それにしてもクリケットクラブは選手達に一体どんな練習+メンタルトレーニングをさせているんだろう・・・
フローラン・アモディオ選手の演技は素晴らしかった!
感動してもらい泣きしそうになりました!
トランコフ選手、はっきり言いますね~
でも午前中の試合に合わせて公式練習は早朝だったようで、ツイストやスロージャンプなどの危険な技のあるペアには(勿論、男女シングルもそうですが)厳しいスケジュールだったようです。
以前、平昌オリンピックはアメリカの放送時間に合わせて男子の試合が朝になるかもしれないという記事を読みましたが、リスクを伴う高難度の競技なので選手達のコンディションを最優先してスケジュールを組んで欲しいです。
なのでこんな風にはっきり言ってくれる選手がいるのは頼もしいですね。
トランコフ選手は五輪金メダリストなので発言力があるし
それにしてもこのペアの氷上でのカリスマ性と存在感は圧倒的です!
ロシア女子恐るべし・・・
ジャンプの安定感半端ないし、この若さで鬼メンタルだし、繋ぎ満載のプロで後半にジャンプを固めているし、現行のルールでは無敵ですね・・・死角が見当たらない・・・(しかもジュニアにもっと恐ろしい選手が控えている)
ちなみに女子ショートの6分間練習中にマッシミリアーノさんが、ロシア軍団の牙城をいずれ崩せる選手がいるとすれば、日本の樋口新葉と白岩優奈だろうと言っていました!