NeveitaliaのバルセロナGPF男子ショートの記事です。
記事を書いているのはイタリア・ユーロスポーツ実況のマッシミリアーノ・アンベージさんです。
(2014年12月12日)
(訳は羽生君部分だけ)
グランプリファイナルの男子ショートプログラムはバルセロナの観衆にとってほろ苦い結果になったが、その代わりにファイナル進出決定戦で苦しんだ五輪王者、羽生結弦を鑑賞できる貴重なチャンスとなった。
日本の20歳は演技終盤のコンビネーションジャンプ3Lz-3Tで転倒があったものの、長いイーグルとステップからの壮大な4回転トゥループと、カウンターから跳びイーグルで締めるトリプルアクセルを完璧に決め、今季最高得点を叩き出した。羽生は細かいミスがあったライバル達を寄せ付けない存在であることを見せつけた。
現タイトル保持者はまだ完全に滑りこなしていないものの、非常に繋ぎの濃いプログラムを披露した。すなわち、今日のこの演技で演技構成点のいくつかの項目で最も高い評価を得たにもかかわらず、特に表現面においてまだまだ伸びしろがあるということだ。