イタリアのファングループより「羽生結弦さんに無償の愛と応援を捧げることを約束します」

今回の件に対するイタリアのファングループの声明です

羽生結弦の悲しい決断を彼自身の言葉から知った時から、私達の思いは、彼とそのパートナー、そして家族だけでなく、ハラスメント、ストーカー行為、誹謗中傷、メディアによる攻撃、そして肉体的暴力などの被害者、または被害者になったことのある全ての人々に向けられています。ゴシップ紙の執拗な追及、プライバシーの侵害、公人に対するネット上での誹謗中傷は残念ながら、現在の特徴ですが、特に日本ではこのような事態を適切に防止するための適切な手段が欠乏していることに気付かされました。

まず競技の世界で、そしてアートの世界で、日本を象徴する存在となった羽生結弦は、スケートに集中するために、常に自分のプライバシーを守ろうとしてきました。そしてこれは彼の当然の権利です。

オリンピック表彰台の最上段に日の丸を2度掲げ、フィギュアスケートを芸術にまで昇華させ、革新し続ける男性が、パートナーとその家族と共に、一部のマスコミとこれに便乗する人々による残酷な誹謗中傷や嫌がらせの犠牲者となることは、断じて許されません。

私達は、日本国憲法第13条が謳う権利である自身の「幸福」を放棄させるあらゆる行為を強く非難し、日本国内であろうと、世界のどこであろうと、基本的人権の尊重を侵害する者を強く非難します。更に、日本の芸能界が、近年あまりにも多くの犠牲者を出していることも忘れてはなりません。彼らは皆、こうなる前に守ることが可能であり、守られるべきでした。国会はこの問題を取り上げ、調査すべきです。

私達は、羽生結弦さんと彼に近しい全ての人に、無償の愛と応援を捧げることを約束します。私達は、彼が私達に与え続けている全てのものに感謝し、栄光の時も苦難の時も、彼に寄り添い続けます。そして、彼の幸せな姿を一刻も早く見られることを願っています。

羽生結弦イタリアンファングループ


日本は確かに治安が良い安全な国と言われていますが、プライバシーの侵害、ネット上の誹謗中傷、マスコミの度を越えた取材や捏造記事などを取り締まるための適切な法律や具体的な手段が制定されておらず、その意味で非常に危険な国と言えます。一般人、有名人、公人に関係なく、全ての市民が人権、プライバシー、生活の安全を保証され、それを脅かそうとする者は、週刊誌であっても匿名のネットユーザーであっても、ニックネームのブロガーであっても、民法ではなく刑法で罰せられるべきです。ネット上の誹謗中傷はれっきとした暴力です。そして多くの場合、そのような誹謗中傷のきっかけを作り、煽動するのが下衆週刊誌なのです。ネット上の誹謗中傷を苦に命を絶つ人は年々増えており、政府や警察などの公的機関は、ネット上の誹謗中傷や週刊誌の捏造記事を取り締まる方策をもっと真剣に考えるべきだと思います。

ポプラさんのブログも是非読んでください

羽生君ビデオいくつか (ロンドンつれづれ)
少しでも身に覚えのある人は、胸に手を当てて考えて欲しい


Shinさんという方のこの記事にも同感です。

罪の在処 (Do not pay attention to me)

「衆愚」が世界の6割
残念ながらその通りだと思います。
美容院に行くと週刊誌が置いてありますよね。幸いにも私はこの類の雑誌を読みそうに見えないようで、昔からいつもan anとかMoreのようなファッション雑誌しか持ってこられないですが、美容院に常備してあるということは、そういう雑誌が好きで楽しみにしている層が如何に多いかということです。出鱈目しか書いてないのに。


この件についてはもうこれ以上触れません。
彼はそっとしておいて欲しいはずだと思うから。

今、私に言えることは、これからもますます応援しています、ということだけです

【追記】いつも素晴らしい分析記事を書いて下さるマルティーナさんから千羽鶴の画像を頂きました。羽生君の歴代の衣装をプリントアウトした紙で折られています。
彼女の祈りが届きますように・・・

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Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu