こんなご時勢だからこそ楽しい話題を
ユヅリーテの皆さんの爆笑暴走コメントです。
☆注)内容はあくまでもフィクションです
「2015年11月7日13時15分前後(イタリア時間でボーヤン選手がクワド4本のフリープログラムを滑り終えた時刻)、1人の白人男性、カナダ人が北京の首都体育館のフェンスから足早に立ち去った。
彼は最新機種の携帯電話を使って大急ぎで国際電話をかけた。
電話先はトロント。
通話の大まかな内容はこうだ。
『クリケットクラブの非常口を含む全ての出入口を至急施錠しろ。
窓、下水管、空調システムの通気口も全て封鎖するんだ。一刻の猶予も許されない」
一瞬の沈黙の後、彼はこう付け加えた。
「そうだ、ユヅにクワドカウンターを装着しろ。最悪の場合にはリード(犬の散歩に使う紐)も付けられるように準備しておくんだ。麻酔銃も装填しておけ』
みんな、私は羽生結弦の次のパフォーマンスの『阿修羅』レベルを恐ろしくて想像すら出来ないわ」
「ごめんなさい、私の頭はとりわけコオロギ(☆注)の演技の後、ユヅリーテによる幻覚症状で一杯よ。忍者の恰好をしたユヅがクリケットを攻略しようとするシーンを想像し続けているのよ・・・『うる星やつら』のエピソードみたいに・・・
いずれにしても今日、ロミオとジュリエットの音楽を聞いた時、私にはハンヤンは見えなかった。
ずっと『あのフリー』を滑るユヅの姿が見えていたのよ!」
☆注)フォーラムの人達はボーヤン選手をコオロギ(イタリア語でGrillo)と呼んでいるらしいです。
酷い・・・ いつの間にそんなあだ名を・・・
「ラブリー・・・
スピッチーネ、どうやらビジネスチャンスがやってきたようね。
2018年までクワドカウンターの独占契約を結ぶ絶好のチャンスよ!」
「みんな、これで今日の昼過ぎにここ、クワドカウンター・インターナショナルの留守番電話に残されていた妙なメッセージの意味が分かったわ。ひそひそ声で聞き取りにくかったんだけれど、理解出来た部分を翻訳するとこうよ:
『SOS、SOS、クワドカウンター・ナーカティックPlus®100個を大至急トロントのクリケットクラブまで配送されたし!
選手は協力を拒否している。我々の手を潜り抜けてスケート靴保管室に隠れることに成功し、
「おのれコウロギ、4Aは僕より先に跳ばせない!」と叫んでいる。
中からはずっとドスン、ドスンという音が聞こえ続けている。
我々を助けてくれ!』
クワドカウンター・ナーカティックPlus®(麻酔式クワドカウンターみたいな感じ)のことはまだみんなに話していなかったわね。
まだ実験段階で現在、輸入コウロギでテストを行っているんだけれど、どうやら成果は上々のようだわ。クワドを10本跳んだ後、全ての実験対象は深い眠りに落ちた。そして、目を覚ました後もすぐに4ルッツを跳ぶことはなかったわ。
完成まであと少しよ!」
「インタビューの翻訳をありがとう!
私が心を打たれたことが2つあるわ。
一つは日本文化が滲み出る、一種の詩的なビジョン、そして2つ目は彼の自分自身に対する厳しさ。
でも『小さな』ユヅ、自分自身が最大の敵にならないように注意するのよ♥」
「同感。本当にそんなリスクはあるわね。だって彼はスケーターの99%が到達不可能な目標を掲げているから。そして彼は頑固者でコンマひとつも譲らない、決して妥協を許さないのよ。
PS. 私の携帯電話の背景はSEMEIの写真よ」
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☆ イタリアはニュースも新聞もパリのテロ事件一色です。
多くの人の命が理不尽に奪われ、それでもこうしたテロを消滅させる決定的手段はないのだと思うと、やはりやるせない気持ちになります。
イタリアにも多数のテロ分子が潜伏しているわけで、これまでに逮捕された人達を見ると、必ずしもならず者のレッテルを貼られている人達ではなく、偽造パスポートで国籍や出生地を変え、普段は絨毯職人や掃除夫などの職に就き、一見真面目で地味な生活を送っている人がほとんどなのです。
前回のパリ新聞社襲撃事件、今回の同時多発テロでテロリストが身近に潜んでいるかもしれない恐怖を改めて感じました。
そんな中でフォーラムの皆さんのコメント読むと癒されますね。
みんな、想像力旺盛で大暴走なんですけれど、大真面目に会話しているのが素晴らしい!