OA Sportより「羽生結弦がカードを明かす:新プログラムの曲目と構成」

OA Sportも公式練習を記事にしていました。

まだ試合は始まっていないのにこれで既に3本目。
異例の注目度です!

写真はショパンのバラード第1番

 

原文>>

 

ファブリツィオ・テスタ(2020年12月24日)

羽生結弦の今週から長野で開催される全日本選手権への出場確定のニュースは、当然のことながら、この競技の全てのファン達を四大陸選手権以来、10カ月ぶりに二度のオリンピックチャンピオンを氷上で見られる幸せでエクスタシーに陥らせた。

昨日、フジテレビで放映された短いインタビューで羽生は両方の競技プログラムを新調したことを発表したが、音楽と構成については何も明かさなかった。

しかしながら、12月24日のイタリア時間早朝に行われた初日の公式練習で、エイリアンはようやく2つのプログラムの音楽テーマを明かした:
ショートプログラムは1978年のQueenの楽曲「Let Me Entertain You」の旋律に乗せて演じる。

一方、フリープログラムは1993年に遡る同名映画の主題曲「天と地と」に乗せて滑る

 

羽生のジャンプ構成に関しては、ショートでは3アクセルの他にソロジャンプで4サルコウ、コンビネーションで4トゥループ/3トゥループを跳ぶ可能性が高い。

一方、フリーはループ、サルコウ、そして後半にトゥループ2本(いずれも+3Tと+eu/3Sのコンビネーション)のクワド4本の構成である。

更に3アクセル2本(1本は後半)、3ループを予定している。

男子シングルのショートプログラムは12月25日のイタリア時間の午前4時30分に開始する。

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☆ショートはQueenではなくロビー・ウイリアムズですよね。

マッシミリアーノさんもファブリツィオ・テスタも「天と地と」の英訳が“Haeven & Hearth”になっていますが、ニュアンス的にちょっと違うような。🤔

Heaven and Earthの方が近いと思います。

衣装は上杉謙信だから黒かな?🧡

 

昨日から今日にかけて公開された羽生君の一連のインタビューから、出場を決断する過程で相当の葛藤があったことが伺えました。
しかし、私は一選手が感染拡大まで心配し、責任を感じなければならないこと自体がおかしいと思います。
万全な感染対策を講じ、選手達が余計なことを気にせずに試合に集中できるよう責任を持って安全な環境を用意するのは連盟と運営の仕事のはずです。
そして万が一、観客の中から感染者が出たとしても、それはご本人の自己責任であり、観客席の50%を販売した連盟と運営の判断ミスを問われることがあっても、一選手の出場と関連付けられるべきではありません。

彼の全日本出場を批判する一部の人達は思考回路がどこか壊れているのではないですか?
グランプリ大会と全日本選手権では趣旨も意義も全く異なる大会で、羽生君自身がインタビューで説明していたように、世界選手権の選考会として怪我や病気などのやむを得ない理由がない限り、シード選手は出場が必須です。人一倍責任感の強い彼が健康なのに辞退出来る訳がなかったのです。

羽生君と全出場選手が余計なストレスなく安心して競技出来るよう、連盟と運営が最大限の配慮を払ってくれることを願っています。

Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu