GUCCI銀座ギャラリー羽生結弦写真展~イタリアファンの現地ルポ

8月にツアーで日本を訪れたイタリアのファン、バルバラ・べネヴェッㇼ(Barbara Benevelli)さんは、旅程の合間を縫ってGucci銀座ギャラリーで写真展を見ることが出来たそうです。ファングループに投稿された彼女のルポタージュがとても素敵だったのでシェアさせてもらいました。


私は地球で最も幸せな女性よ。この幸せをみんなと分かち合うわね。
Ps: 私の足は震えていた・・・彼の輝きと写真の美しさに😱❤️
少し長くなるけれど、皆さんのリクエストに応えて今回の私の体験を語ります。
まず、写真展の日程がギリギリで私達の東京滞在の日程と重なると分かった時点でイタリアからすぐに登録したの(写真展は8月20日まで、そして私達は19日の夜に東京に到着することになっていた)。でも日本の住民しか持っていない情報を入力しなければならず、予約は上手くいかなかったの(あるいは、私が自動翻訳でちゃんと読めていなかったのかもしれない)。でも私のアカウントはGucciのデータベースに残ったのよ。
いずれにしても、私は希望を胸に、私よりこういうことに慣れているグループの若い子達の助けを借りて日本から予約しようと自分に言い聞かせたのよ。
8月の日本列島の特徴である湿度の高い猛暑のせいでとてもハードだった旅の後、私達は疲れ切って東京に到着したわ。夕食の前にアンジェラと一緒に予約を試みたけれど、なす術がなかった(当然、私は希望を失いかけていたわ)。でもフロントの係員に助けてもらおうという天才的なアイデアが閃いて、突破口が開けたのよ。無事に予約は完了し、私達は幸せいっぱいで部屋に戻ったわ。
翌日、私達のグループはマンガ地区を訪れた後、別の場所に行く予定だったけれど、私達はそこから別行動を取ったわ。ホテルに戻ってシャワーを浴びて着替えるために。予約は14時。18時にはグループと合流してチームラブ(東京に行くことがあったら是非見に行くことをお勧めするわ。非常に独特な感覚の旅を体験出来る)を見に行くことになっていた。
運命の時がやってきた。シャワーでさっぱりしていい香りに包まれた私達は悠々とタクシーに乗り込んだわ。2500円かかったけれど、支払って良かった。だって車内は完璧にエアコンが効いていて、化粧やヘアスタイルが崩れることはなかったから(悲惨な姿でキングの前に出ることは出来ないでしょう)。
ここから冒険が始まった・・・
このイタリアンファッションの殿堂の前に到着し、私達は既に震えていたわ。東京で最もオシャレな地区にあるこの7階建てのビル・・・それだけで既に感慨深かった。
長身痩軀でイヤホンを付けた2人のクールな男性が厳格な表情で私達を出迎え、どこに行きたいか尋ねたので、「羽生結弦の写真展を見に行く」と答えたわ。
でも予約画面を見せると彼の表情が変わったの。予約がちゃんと出来ていなかったのよ!予約が重複していたのか、予約を完了させるための最後のプロセスが行われていなかったのか分からないけれど、セキュリティの男性は部屋の隅で私達に背中を向けてイヤホンで何やら話し始めたわ。こちらを振り向いて私の名前を尋ねてまた背を向け、再び振り向いて私達の滞在先を尋ねてからまた背を向けて10分間。私の人生より長く感じられた。結弦はすぐそこにいるのに見せてもらえないの???私は泣きたかったわ。打ちのめされてすごすごとグループに戻るなんて嫌だった。でもその時、私達の愛する人のエネルギーが奇跡を起こしたのよ。ボディガードは厳しい表情のまま私達にゴーサインを出したのよ・・・
私とアンジェラは半信半疑で顔を見合わせ、黙ってエレベーターに向かったわ・・・そこには別のボディガードがいた。
7階に到着し・・・扉が開くと・・・光り輝くような彼が私達の前にいた。壁と同じぐらい大きな最初の写真!私は息が出来なくなった。その間に、別のボディガードが日本語で理解出来ないことを叫んでいるけれど、私は極度に緊張していて、きっとステンダール症候群に陥っているのね。でも彼はずっと大声で何か言い続けているから、すぐに現実に引き戻されたわ。どうやら彼は鑑賞者達に注意を促しているようだった。写真撮影が可能なのは柵の内側からのみ。柵を超えて写真を撮ってはならない。彼に触れてはならない、彼を愛撫してはならない、彼にキスしてはならない、彼を撫でてはならない、動画を撮ってはならない、フラッシュを使用してはならない・・・何ですって???何ですってええええ???
私達はこの狭いエリアに集まってうっとりの見とれ始めたけれど、同時に日本のファンが無数の写真を撮り始めたのを見て、私達も撮影を開始したのよ。

写真は本当に美しく、肌の質感まで見えたわ・・・こんなことはみんな私よりよく知っていると思うけれど、彼はその巨大な写真から凄まじいエネルギーを発していて、ボディガードの面前で彼の写真に抱きついてキスしたくなるほどだった。
私に付き合って一緒に来てくれた友人は、柵の先にある大きな写真の前でこう言ったわ。「彼の眼差しの中に平穏が見える。そしてその平穏の全てを、見ている私達に伝達している」彼女はこの数時間前まで彼を知らなかったのだけれど、どうやら新たなファンが誕生したようね。彼女が写真の前に立ち尽くしている間、私はこの写真展に至るまでの彼の半生の殆どを語って聞かせたのよ。
写真に見とれていた時間は永遠に感じられたけれど、実際はずっと短かったようね。最後にカーテンの後ろの小部屋で椅子に座ってグッチとのコラボレーションと全てのエピソードについて説明する動画を見たわ。もはや私は別の惑星にいた。何故なら、この崇高な作品を後にして出ていく時間になったから。終わりのある全ての素晴らしい事がそうであるように、永遠に消えることのない記憶を残して・・・

☆無事に見ることが出来て良かったですね!
素敵なルポタージュをありがとうございます!

そしてこちらはイタリアの主要全国紙コリエーレ・デッラ・セーラ紙の特派員として来日中だった作家でジャーナリストのコスタンツァ・リッツァカーザ・ドルソーニャさんのツイート

彼女は7月にミラノで開催された羽生結弦学会にもビデオメッセージで参加しました。

先日、宮城県角田市にある羽生君の田んぼアートを取材したそうで、数日後のコリエーレ・デッラ・セーラ紙に載るそうですから、そちらも楽しみですね。

私も今回の帰国中にこの写真展を実際に見ることが出来てとても幸運でした。
これほど美しい写真展、是非イタリアのGUCCI本家にも持ってきて欲しいです!

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Published by Nymphea(ニンフェア)

管理人/翻訳者(イタリア在住)。2011年四大陸チゴイネ落ち @pianetahanyu