凄いものを見ました!
GIFTの後も同じことを書いた気がします(語彙力😂)
しかし、あんなものを見せられたら、他に何と言ったらいいのか?
やはり羽生結弦は羽生結弦でした
絶対に期待を裏切らない人、それどころか期待の遥か斜め右上をいく人
実はこの数か月間、私はかなり彼のスケートに飢えていました。
確かにプロになってから、雑誌の写真とかスポンサー関係の動画や撮影とか怒涛の企画数ですが、私のようにオフアイスの活動にあまり興味がないファンにとっては、氷上で滑る羽生結弦を見られる機会が少な過ぎて、深刻な欠乏症に陥っていました。競技時代なら、夏に公開練習があり、9月からチャレンジャーシリーズが始まって今はグランプリですが、今年は24時間テレビにも出演しませんでしたから。スイッチの堂本光一君との対談動画では、断片的な彼の練習映像ばかりを繰り返し見ていました。
そこにいきなり2時間ずっと羽生結弦だけを見ていられる濃密な単独公演です!
飢え死に寸前のところに、京懐石とフレンチとイタリアンのフルコースをまとめて出された、みたいな😂
長い絶食の後の過剰摂取というはこういうことですね。
今は魂を抜かれたように茫然としています。
今回アイスストーリーのテーマはゲームの倫理観と世界観、私は全くゲームをやったことがないので、果たしてついていけるのかな?理解出来るのかな?と少し心配していましたが、そんなことは杞憂でした。
見る人によって色んな風に解釈出来るような内容になっていますよね。
前半がReplay(プレイの繰り返し)、後半がRepray(永遠の祈り)というコンセプトで、登場するゲームをよく知っている人ならもっと具体的で詳細な分析が出来るのでしょうが、ゲームの予備知識が全くなかった私は、前半はひたすら勝つことが好きで闘争心むき出しだった競技時代、後半は、試合のルールはなくなって自由になったけれど、レールも道もない未開の地を、暗闇の中、手探りで開拓していかなければならないプロとなった現在を連想しました。
ただライブ配信では、演技をする彼は勿論、映像の中の彼もビジュアルがあまりにも美しく、ボーっと見とれてしまっていて、まだ内容を完全に把握出来ていませんので、ちゃんと咀嚼してこのアイスストーリーの根底にあるコンセプトを理解するにはあと数回は視聴しなければなりません。
しかし、世界配信したBeyoud Liveではアーカイブは11月14日まで視聴出来ないんですよ!あと10日も見られないなんて、私は一体どうしたらいいの????😭
今回は新衣装も全て身体のラインの美しさを強調するダークなカッコいい系で、全部好みでした!💕
しかも赤と黒って、彼に一番似合う色じゃないですか!😍
あの赤衣装で6分間練習が始まった時は、私はてっきり火の鳥を滑るのだと思いました😂
だからパイプオルガンの重厚な演奏が始まった時はびっくり!
あれもゲームの楽曲なのですね。衝撃的なプログラムで、製氷タイムの間も感動で身体が震えていました。
一部と2部をバージョンの異なる「いつか終わる夢」で開始するアイデアも素晴らしいですね。エンドロールで見せてくれたプログラムは、いずれ公式チャンネルで見られるようにしてくれるのかな?
そしてアンコールが凄かったです。
アンコールでレミ?何て贅沢な!ステップシークエンスかな?と思ったらまさかのFullレミでした!
それどころか編曲が少し変わっていて、ステップシークエンスの「カモン、カモン」に入る前のLet Me Entertain You~♪のリフレインが競技プロでは2回ですが、アンコール版では4回もリフレインされました!アレ?と思ってロビーの原曲に忠実にしたのかな?とオフィシャルビデオを確認したら、ロビーの原曲は3回。しかし2003年のライブバージョンでは4回でした!ロビーのライブバージョンの方だったのですね!私はこういう変なところが気になって調べちゃうんですよ😂
最後の清塚さん編曲・演奏の序奏とロンド・カプリチオーソもサン=サーンスの原曲をカットせず忠実にアレンジしたものになっていましたし、この辺りからも羽生の原曲に対するリスペクトとこだわり、そしてサービス精神が伺えますよね。
それにしても彼の滑りとジャンプは何て美しいのでしょう。そうそう、私はこれが見たかったのよ!というものを2時間半たっぷり見せてもらいました。ジャンプに関しては、いわゆる競技で他の選手達が飛んでいるものとは全く別物ですよね。エフォートレスな踏切、浮遊感、氷面に吸い込まれていくようなあの着氷に関してはもう何と形容したら良いのか!固い氷ではなく、液体の中に吸い込まれていくように見えます。
詳しい感想はアーカイブでゆっくり見てから書きたいと思いますが(11月14日が遥か遠く感じられます😭)、何しろ全てが衝撃的だったので、一体どこから始めて何をどう言葉で表現したらよいのやら、今はまだ五里霧中、という感じなのですが、世界各地で理不尽な戦争が行われ、何の罪もない人々が無残に殺戮されるような今の時代だからこそ、彼の投げかけたゲームと祈りのテーマが心に深く響きます。
最後に個人的にささやかな幸せを感じたことが一つ。
劇中で何度も登場する日付の三択に私の誕生日が含まれていたことです😌
12月7日は羽生結弦が地球で生を受けた日、11月4日は今日(RE_PRAY初日)、でも2月6日って羽生君にとって何か特別な意味を持つ日なの???
ソチオリンピック団体戦男子ショートが2014年2月6日でしたよね。
これが五輪デビューとは思えない圧巻の演技でぶっちぎりの一位!この時は彼に最高のお誕生日プレゼントをもらった気分でした!
三択に2月6日を選んだのは何故????
もの凄く気になります😂