イタリアのスポーツメディアVi Sportが北京待望の主役17人を選んで紹介しています。
フィギュアスケーターは羽生君だけで、しかも何故か2回登場します。
1回目:
既に1948年以来最年少で金メダルを獲得したスケーター、羽生結弦は北京では1928年以降誰も成し遂げていない偉業、フィギュアスケートでの三連覇に挑む。
2回目:
羽生結弦は史上最高のスケーターの一人であると見なされており、2022年北京で最も待ち望まれている主役の一人である。
17人のアスリートの中にロンカプと天地様の2人の羽生結弦が含まれてるってどれだけ待ち臨まれているのか😂
そしてこちらはイタリアの全国紙「ラ・レプブリカ」に掲載されたダニエル・グラッスル君のインタビュー記事です。羽生君の名前が何度か出てきましたのでその部分を訳したいと思います。
北京おそらく史上最高のアスリートが彼のスポーツの頂点に君臨しているこの時代、もうすぐ二十歳になるブロンドの青年が進撃を始めようとしている。テニスが好きな南チロル人だが、ヤニック・シナーではない。彼の名はダニエル・グラッスル。まさに今が彼の瞬間だ。北京オリンピックでは、氷上で物理学、飛行、そして芸術の限界を引き上げ続ける日本の羽生結弦殿下の前で、欧州選手権の銀メダリストとして臨む。
Q:グラッスル、あなたは既に小さな歴史を作りました。
シーズン前、僕はルッツ、フリップ、ループの4回転ジャンプを一つのプログラムの中で実施した最初のスケーターでした。そして、4ループをコンビネーションにして跳んだ最初のスケーターになりました。減点された過去の大会と違って欧州選手権では、クリーンなジャンプと判定されました。思えば、僕は子供の頃からこれが好きだったのです。
北京の優勝候補として思い浮かべるのは誰ですか?
僕にとっての優勝候補は羽生とアメリカのチェンです。一方はオリンピックで二連覇を達成し、もう一方は世界選手権三連覇中です。素晴らしい対決になるでしょう。ここ数年間でフィギュアスケートは驚異的な進化を遂げました。もはや4回転ジャンプを跳ぶのは当たり前になりました。羽生は史上誰も見たことのない4回転アクセルを披露しようとしています。成功するか興味があります。オリンピックはクリーンなプログラムを滑った者が勝ちます。
☆その他にも、2026年のミラノオリンピックではメダルを狙いたい、ショートはヌレエフに捧げられた映画「ホワイトクロウ」の曲を使っているが、彼自身は特にミラノスカラ座バレエ団のエトワールとして活躍したイタリアのバレエダンサー、ロベルト・ボッレにオマージュを捧げている、姉と父はテニスプレーヤーで彼自身も子供の頃からテニスも習っていたけれど、最終的にフィギュアスケートを選んだ。欧州選手権で腕に抱えていたクマのぬいぐるみは16歳の時にイタリア選手権でファンからもらったプレゼントで、今は幸運のお守り、「イタロ」という名前。栄養学を学んだママが彼の栄養管理を行っている、ここ数年間で体重が59キロから62キロに増え、身長は175センチまで伸びた、家庭内ではママとはドイツ語、パパとはイタリア語で会話している。何年も前から、400mハードルの世界記録保持者だったモニカ・二ーデルシュテッターがメンタルコーチとして助けてくれている。上手く行かなかったスケアメの後、落ち込んでいた彼を立ち直らせてくれた。
等々、興味深い話題が満載でした。