再びOA Sportから北京オリンピックのエキシビションの記事です。
最も印象的なプログラムとして羽生君の「春よ来い」を挙げています。
ファブリツィオ・テスタ
（2022年2月20日）
2月20日、日曜日のイタリア時間の早朝に行われた2022年北京オリンピックのフィギュアスケート競技の最終演目、エキシビションは観客の盛大な拍手と共に幕を閉じた。
2時間半に及ぶバラエティに富んだショーでは、五輪の主役達、すなわちメダリストだけでなく、15日間のこの競技会に何らかの形で貢献した多くのスケーター達が次々に登場した。
エキシビションのマッタトーレ（他の役者を霞ませてしまう圧倒的なスーパースター）が、二度のオリンピックチャンピオンで今大会4位だった羽生結弦だったのは偶然ではない。羽生は日本の伝統的な旋律「春よ来い」に乗せて滑り、彼独自の流麗さ、しなやかさ、芸術性、詩情の全てをあらゆるディテールまで徹底的に研究された振付の中に網羅した感動的な見事な演技でアリーナの観客だけでなく、無数のウェブユーザーを熱狂させた。
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☆その他の印象的なプログラムとして発光する衣装がユニークだったアンナ・シェルバコワの「アヴェ・マリア」を挙げていました。
そしてこちらはサッカージャーナリストのアレックス・シルヴェストリさんのツイート
https://t.co/Dp50oEmd35
Canzone che amo abbinata al talento immenso di HANYU YUZURU— Alex Silvestri 🇯🇵 (@alexcobra11) February 13, 2022
僕が愛する歌に羽生結弦の無限の才能が組み合わされた。
☆彼のこのツイートに先日翻訳したStadioSportの素敵な記事の筆者、ダニーロ・セルヴァデイさんが反応！お二人の会話がとても面白かったのでご紹介します。
ダニーロ：どんなジャンルでも氷上で踊る彼はただただ奇跡だ・・・彼を見ると別の世界に連れて行かれるようだ！
アレックス：絶対的なフェノーメノ（超常現象）。彼はただ成功だけを値踏みするアスリートではなく（彼は無数の成功を収めているが）、伝説、純粋な詩、そしてある種の魔法だ・・・
ダニーロ：確かに彼は魔法だね！それに彼がどんな風に楽しんでいるか。その表情に現れている。
アレックス：山﨑賢人主演の羽生結弦の自伝映画とか是非見てみたいね。
彼の仙台での物語（2011年の東北の恐ろしい地震も含めて）から始まり、ソチと平昌の金メダル、そして北京の「転倒」まで、そして「Be continue…」で終わる
何てことだ。そのまま映画になるよね
ダニーロ：でも賢人は一体どれだけ訓練しなくちゃならないのか。氷上を滑走してジャンプ？ユヅ本人に指導したもらうとか
アレックス：さあ・・・何とかなるんじゃないかな・・・
他の日本選手にも有名俳優をキャスティングしよう。例えば宇野昌磨役に菅田将暉とか・・・
☆普段はサッカーのことしか呟かないイタリアの男性ジャーナリスト2人の会話とは思えないですね🤣
Change、私も大好きです！またいつかどこかで滑って欲しいなあ・・・
☆羽生君の世界選手権欠場が発表されました。
私は彼が北京の公式練習で過去プログラムを楽しそうに滑っているのを見て、おそらく日本に戻ったら安静→加療→リハビリで当分滑れないことを本人は自覚していて、せめて北京にいる間は好きなスケートを思う存分楽しんでいるのだろうと思っていましたから、欠場のニュースにはそれほど驚きませんでした。むしろ無理をしないでくれて安堵しています。
どうか心安らかに治療に専念出来ることを願っています。
そして時間がかかっても、どんな形でも氷上で再び魔法のような演技を見せてくれる日を心待ちにしています。
私は羽生結弦のフィギュアスケートが好きなのです。
別の何かで決して代用することの出来ない彼のプログラムが見たいのです。
どうか焦らずにまずは足をしっかり治して下さいね。
